3回シリーズでお送りしている「THE警察面接室」シリーズ。 第1回では、
- 面接室に入るまでに必ず押さえておきたい「4つの基礎準備」
- 「面接官を操る『悪魔の心理学』」…第一印象の重要性
について解説しました。
第2回と第3回では、コスパ最高!面接室の入室要領と退室要領について解説します。「たかが入退室・されど入退室」です。入退室の要領は、比較的基本的なことなので、学校や面接練習などで学んだことがあるかもしれません。でも、自信はありますか?警察流の入退室マナーを知ってライバルに差をつけておきたくないででしょうか!?
面接の入退室に自信がないです
「なんとなく」でやってます…
「警察流」のマナーがあるんですか?
知っておきたいです
少しでもライバルに差をつけたいです
警察には、警察流のマナーがあります。これを「警察礼式(けいさつれいしき)」といいます。この警察流マナー「警察礼式」は、面接官自身も徹底的に叩き込まれています。そのため、面接官は無意識に、受験生であるあなたにこの「警察礼式」に準じた礼儀作法を面接室で取るように求めます。
警察の入退室は「警察礼式」に準じてほしい
わたしたちも警察学校の時に「警察礼式」をたたきこまれた
私は、勤続34年間の元警察官で、うち7年間を警察本部人事課で過ごしました。人事課では採用試験の担当を務めました。警察の試験の裏側や面接官の心理にも深く通じています。この私が警察流マナーの加点・減点ポイントを詳しく解説します。
警察礼式は、知ってしまえばすぐに習得できます。この記事を読むだけで労力はほとんどかかりません。にもかかわらず、ある程度頭にいれて受験できれば、警察では間違いなく大きな加点です。一方、知らずにミスをするとあなたの知らないところでポイントを失います。
コスパ最高!
警察では入退室マナーが厳しい!加点にも減点にもなるよ
今回の記事では、警察流マナー「警察礼式」に準じた入室マナーについて解説します。
今回の記事を読むと、警察の面接試験の正しい入室要領について理解を深めることができます。警察流マナーを頭に入れることで、面接官のあなたに対する印象が大きく変わります。また、「これで大丈夫!」と入室マナーに自信が持てるようになります。
なお、本記事は3回シリーズの第2回です。警察流マナーについて学べる機会はほとんどありませんので、興味がありましたらこの機会に第1回・第3回の記事も覗いてみてください。以下にリンクを貼っておきます。
- 【THE警察面接室】第1回「警察流面接マナーの基本」編 ←おススメ記事
- 【THE警察面接室】第3回「警察流『退室』マナー」編 ←おススメ記事
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【面接官を操る悪魔の心理学】「最初10秒間」の威力を知ろう!
私は、臨床心理士などの心理資格を持っています。この章では、元人事課の立場に加えて、プロの心理カウンセラーの視点から、心理学を応用した受験テクニックでご紹介します。
まず、「最初の10秒間」とは何を指すのでしょうか。最初の10秒間とは、
「入室ノック」から「着席」までの時間
をいいます。
第1回では、最初の10秒間に発動させる「面接官を操る悪魔の心理学」の威力について解説しました。悪魔の心理学は「初頭効果」と「メラビアンの法則」の2つです。この2つについて簡単に整理します。
初対面の人に対して
- 「最初10秒間」の印象が強く残り、少なくとも「7時間」継続する
- いったん持った印象は簡単には書き換えられない
初対面の人は
- 視覚からの情報(仕草・目力)55%
- 聴覚からの情報(話し方・声の張り) 38%
- 実際に話した内容(言葉) 7%
が記憶に残る
初頭効果・メラビアン…細かいことは忘れても大丈夫です。ここで大事なポイントは、
最初10秒の第一印象が「面接終了」後まで続く
面接官は「受験生の第一印象」から逃れられない!
…良くも悪くも、です
ということです。
もしかすると、これまで「最初の10秒間」…などあまり意識したことがないかもしれません。でも「最初の10秒間にまず最大のエネルギーを注ぐ」と認識を改めてほしいです。あなたの第一印象が良いと、その後の展開が大変楽になります。自分で自分を助けることができます。
「入室時10秒間」威力はあなたの予想以上!!
本当に本当に大切にしてほしいです!
これが「警察流『入室』マナー」
特に重要な「4つのポイント」
それでは、「警察礼式」と「悪魔の心理学」ベースの警察流『入室』マナーについて解説します。押さえてほしいポイントは全部で13個あります。「13個もあるんですか~!?」と思うかもしれませんね。でも、大丈夫です。一つ一つはごく簡単なことばかりです。
最初に、13個のポイントの中で、特に重要な4つのポイントをピックアップします。「重要」と言う意味は、「面接官が特に好ましく思う礼儀」という意味です。この4つを実践してくれればあ、警察面接官ならば条件反射的に「A評価」にしてしまいます。
- 張りのある大きな「声」(→ポイント③・ポイント⑧)
- 椅子までの堂々とした「歩き方」(→ポイント⑥)
- 背筋が伸び・胸を張る…面接官の前での「立ち姿」(→ポイント⑦)
- 面接官を見つめる「真剣な表情」「目力」(→ポイント⑫)
まさに「ボディランゲージ」の表現です。あなたは、面接試験に真剣そのもので強い意欲と信念をもって臨んでいますよね。それを「あなたの身体の闊達さで表現」するのです。警察ではよく「思いは行動になって現れる」と言います。面接官は締まりのない態度・緩慢な動きが大嫌いです。規律と礼節を重んじることが警察の職場では徹底されているからです。
「声」・「歩き方」・「立ち姿」・「表情・目力」
これが警察礼式の神髄です
入室要領「13の流れ」
THE警察面接室への入室要領について解説します。あなたにとって非常に大切な最初の10秒間です。
13個もあるんですか…
覚えられないです
大丈夫です
1つ1つのことは簡単なことばかりなんです!
「頭」ではなく「身体」に「流れ」を覚えさせる
①ノック
ノックの回数には、特に指定がないことが多いです。もし回数まで指定があったら、それに従いましょう。指定がない場合は「3回」ノックすることが無難です。むかしある面接官が「ノック2回とは何事だ」と怒っていました。理由を聞いたところ「面接室はトイレじゃない」と話していました。いろんな面接官がいますので、ノックは3回するのが無難です。
ノックはゆっくり大きく「3回」 … 決戦開始の合図
なお、警視庁や大阪府警のように大会議室でパーテーションに仕切って面接試験を実施しているところもあります。その時には、ノックは不要です。
②「どうぞ」と言われてから入る
「中から『どうぞ』と言われたら、入ってください」…と案内職員から指示されることが多いと思います。それに従いましょう。中には、緊張のあまり「どうぞ」と言われる前に入室してしまった、という受験生がいます。緊張しているのは理解できますが、結果として指示に従っていないとみなされますので、冷静に落ち着いて「どうぞ」という面接室内からの声を待ちましょう。
なお、ドアのない受験会場の場合は、この過程が省略される場合があります。会場の案内職員の指示に従ってください。
中から「どうぞ」と言われてからドアを開ける
③大きな声「失礼します」
「特に重要な4つのポイント」1つ目です。面接官に初めて対面する瞬間です。あなたにとって、最初の最も重要な瞬間が来ました。あなたが、バシッとキメるのはココですよ!警察礼式の発動です。入室時の挨拶です。ポイントは次の4点です。
- ドアは両手で開ける
- ドアを開けた状態(ドアノブを持った状態)で「気を付け」の姿勢で
- 中央の面接官の目をしっかり見る
- 大きな声で「失礼します!」
- ※(ドアがない会場)パーテーションの前で「失礼します!」(案内職員の指示に従う)
最初の「失礼します!」…このひと言にあなたの命運がかかっていると思いましょう。これは大げさな話ではないです。最初の印象で「良い」と思ってもらえると、時間中ずっとあなたの「良い印象」が継続します。悪魔の心理学で、面接官はあなたの「良い印象」からなかなか離れられなくしたいです。このひと言で面接官の心を操ります。表情は冷静に振舞う面接官も、内心では「良いな!」と思ってくれるはずです。
大きく元気な声で「失礼します!」
この一言に命運を懸けろ!!
【あなたへアクションプラン】最初の「失礼します!」のひと言は、面接の内容を左右する重要なひと言ですので、ご自宅で、何度も「失礼します!」の練習を繰り返してください。ポイントは、元気で・明瞭で・大きな声です。あなたの良さを強く印象付けますので、必ず何度も何度も発声練習してください。
④「失礼します」の後にお辞儀
「失礼します!」と元気に挨拶したら、軽くお辞儀をします。ここでのポイントは、「失礼します」の挨拶とお辞儀を同時にしないことです。2つの行動を同時にするのは、警察では失礼に当たります。「細かいな」と思われるかもしれません。でも、警察面接では細かいところまで注意を払います。必ず、挨拶の「後」にお辞儀をしましょう。
「失礼します」の後にお辞儀をして入室
⑤ドアを閉める
ドアを閉める…何気なくやっていませんか?ここにも細心の注意を払います。ここも「面接官を操る最初の10秒間」です。
ここでのポイントは、「お尻」を面接官に見せないように半身で閉めることです。入退室時に「お尻」を見せることはこれも警察では失礼にあたります。ドアノブに両手を添えたままドアを閉めると、自然と半身になります。なお、警視庁や大阪府警のようにドアがない会場の方も、できるだけ「面接官にはお尻を見せない」のが原則、という意識を持ってください。
お尻を面接官に見せない → 半身でドアを閉める
⑥椅子まで堂々と歩く
「特に重要な4つのポイント」2つ目です。「失礼します」と言ってドアを閉めたら(警視庁・大阪府警などは、パーテーションを過ぎたら)、椅子まで堂々と歩きます。あたかも、あなたがもう警察官や警察行政職員になった気持ちで堂々と面接官の前まで進みます。その時、自分の姿に注意してください。
- 胸を張る
- 背筋を伸ばす
- 前を見て歩く(下を向かない)
- 指先・つま先まで緊張
歩き方や行進は「警察礼式」の基本です。「警察官は美しくあれ!」と言われます。
【あなたへのアクションプラン】自分の歩く姿を、スマホで動画撮影してみてください。そして、自分の歩く動画を見て、上のポイントに合致しているか厳しく自己採点してください。胸を張って、しっかり前を見て、頭のてっぺんからつま先・指先まで緊張させて、かつ堂々と歩いているでしょうか。動画で確認しましょう。
⑦面接官の前で凛として立つ
「特に重要な4つのポイント」3つ目です。椅子の横まで進んだら、面接官の前で「気を付け」の姿勢で立ちます。警察礼式ではこれを「静体する(せいたい)」と言います。
イメージとしては、立ったまま一瞬完全に時間を止めて立ち姿を見てもらうイメージです。気を付けをした後に、あえて「一拍」だけ間をあけます。凛と美しく立ったあなたの姿を、一瞬だけ止めて、面接官に披露します。その時、気を付けたい点は次のとおりです。
- 「頭頂からワイヤーで吊るされた」ようにまっすぐ立つ
- まっすぐ、中央の面接官を見る
- 指先がピンッと緊張して伸びている
- かかとは合わせ、足が「ハ」の字に開いている
文字にするとすこし分かりにくいかもしれません。ひと言で言えば、とにかく考え付く限り緊張して直立する感じです。あなたの立ち姿を見て、面接官が心の中で「良し!」と好印象を持ったら、「悪魔の心理学」で面接官は「あなたが良い人材」と印象を操られるでしょう。立ち姿が良いと、面接官は本当に安心します。ぜひあなたには、あなたの立ち姿で「好印象」を勝ち取ってほしいです。
椅子の横で「気を付け」の姿勢で美しく立つ
- 「立ち姿勢」の美しさが面接官の心に届け!との思いで
なお、立つ位置は、椅子の「左側」が多いと思いますが、「右側」に立てと指示があるかもしれません。その時には案内職員の指示に従ってください。右か左かの指示がない場合には、「入口に近い方」に立ちます。
⑧受験番号・氏名を申告
「特に重要な4つのポイント」4つ目です。4つのポイントの中で最も重要なポイントです。受験番号と名前の申告が、「最初の10秒間」の総仕上げ・クライマックスです。
気を付けをして、一瞬の間「静体」した後、受験番号と氏名を中央の面接官に告げます。「受験番号○○番 ○○○○です。よろしくお願いします」と申告。この際、張りのある大きな声で申告してください。大きな元気のある声は、あなたの「やる気」の表れです。ここは最初の10秒間の「締め」に当たるところです。心理学的にも「締め」=「最後」の印象は、相手に強く印象されます。繰り返しになりますが、必ず大きく元気な声で申告してください。
「受験番号〇〇番、〇〇です。よろしくお願いします」
- 指先を伸ばす
- 胸を張る(猫背は×)
- 「気を付け」の姿勢
- 中央の面接官を見て
- 張りのある大きな声で
⑨お辞儀
お辞儀ができるようになったら、一人前の警察官です。まだあなたは警察官になる前ですので、お辞儀まで礼式のようにできなくて大丈夫です。ただ、バネで弾かれるように頭(かしら)を上げる、と知っておいてくれれば良いでしょう。警察礼式では、脱帽の敬礼は、角度30度・時間3秒間と定められています。もしできたらなお良いです。
「バネで弾かれる」ようなお辞儀
- 角度「30度」
- 時間「3秒間」
- バネで弾かれたように頭を上げる
なお、ここで1つだけ注意点があります。「同時行動の禁止」というマナーです。つまり「お願いしますの挨拶」と「お辞儀」を同時にしてはいけない、ということです。「よろしくお願いします」と言いながらお辞儀…「ながらお辞儀」をしないように注意してくださいね。
面接官は、普通に「申告→お辞儀」の2つの行動の流れに慣れ親しんでいます。もしかすると「なんか慣れないな」と思うかもしれません。でも、警察官である面接官の目から見ると、2つの行動を分けて行うことは「好ましく」映る挙措動作です。
番号・名前の申告「○○です」
↓(申告が終わったら)
お辞儀
- 申告とお辞儀は分けて行う
- 「ながら」お辞儀はしない
⑩着席
最後に着席です。順番としては、面接官が「どうぞ」と言ったら「失礼します」と応えて会釈します。会釈が終わったら、着席行動に移ります。ここでも、「失礼します」と言いながらの着席…「ながら着席」は避けたいです。そうすることで、動きにメリハリができます。ただ、なかなかそこまで徹底することは、慣れていないうちは難しいので、そんなものだと意識してくれるだけでも大丈夫です。意識があるだけで、かなり違ってきます。
①「どうぞ」と言われたら
↓
②「失礼します」と会釈
↓
③着席
- 「ながら着席」を避ける習慣を
- 会釈と着席を同時にしない
⑪座る姿勢
座る姿勢で、面接官が一番気になるのは「猫背」です。「猫背」の人は、ボディランゲージが悪いです。警察官に猫背の人はいないです。警察学校で猫背を徹底的に修正されるからです。また、それ以前に、面接官としては、警察学校で猫背の指導をする面倒を省くため、猫背の受験生は不合格にする人もいます。猫背だけでなく「教育に手間がかかりそう」と思われて敬遠されてしまうからです。
座る
- 背筋をピン(猫背NG)
- 背もたれにもたれない
- 足を膝前に出さない
- (男子)手を軽く握り膝の上に
- (女子)両手を太ももの上で重ねる
私のこれまでの経験では、
ぼくは「猫背」じゃないから大丈夫です
と言う人の中に「猫背」になっている人がいます。ご自身で気が付いていないパターンです。
【あなたへアクションプラン】面接室の椅子で座っていることを想定して、実際にあなたが椅子に座っている様子を動画や写真に撮影してみましょう。自分で無理なら、家族や友人に撮影してもらってもいいでしょう。撮影して客観的に自分の姿を見てみると、意外と猫背になっているのに驚くと思います。ぜひ撮影してみてください。
⑫面接官を見る「目力」
あなたは、面接試験を「どのような表情」で受けるか、考えたことがありますか。
あなたはどのような「表情」で面接を受験しますか?
「笑顔」になった方がいいんですか?
ときどきドッとウケて笑いが上がる部屋があります
あれってプレッシャーです
ぼくもウケなきゃいけないのかなって
これは「最初の10秒間」だけではなく、面接官から面接試験を受ける時間ずっと当てはまることですが、別に笑顔になる必要もありませんし、ウケを取る必要もありません。あなたは「真剣な表情」で面接を受ければよいのです。真剣な表情に加えて、面接官を見つめる目に「真剣さ」と「目力」を込めてください。
合格受験生は「真剣さ」が伝えられればそれで良い!
面接官を見つめる目に「真剣さ」「目力」を込めよう
無理な笑顔や作り笑顔は「不自然」です。「不自然」は警察の面接試験では減点対象です。必要もないのに笑顔になるのはおかしいからです。
また、確かに他の受験生の部屋や隣のブースから、ドッと面接官の笑い声があがることがあります。でも、あなたはそれを全く気にする必要はありません。あれは、笑っているのではありません。笑われているのです。私のこれまでの指導経験でも、合格した受験生でドッと受けた、と言う話をほとんど聞かないです。合格者ほど、別にウケたりする必要がないのです。
ウケているのではない
「笑われて」いるだけ
合格者の面接室は「笑われ」は出ないもの
実際に、私たちは、自分の人生を賭けて警察の面接試験を受験しに行きますよね。真剣さ意外に必要なものはないです。むしろ、その真剣さ・ひとつのことに真摯に向きあう誠実さの方をこそ、面接官は好ましいものとして評価してくれます。他の部屋・他のブースのことは一切気にせず、自分の真剣さを貫き通しましょう。それで大丈夫ですよ!
私たちは「真剣さ」「目力」で勝負する!
- 不自然な笑顔は不要…和ませてくれたら微笑めばよい
- ウケを取る必要はまったくない!
以上、13個の基本動作をご紹介しました。
ボディランゲージで面接官の心理を操ります
13個もあり大変ですが基本動作ばかり
「加点」を保証します!コスパ最高ですよ!
13個はぜんぶ警察学校で学ぶことばかり
どうせ覚えなくちゃだから今覚えてしまった方がいいよ!
覚えておくと試験でぜったい得だよ!
まとめ
まとめ
今回の記事では、警察流マナー「警察礼式」と悪魔の心理学を活用して、面接官の心理を操る入室要領について解説しました。主なポイントを振り返ります。
【ポイント1】入室のノックから着席までの10秒間を大切にしよう
- 最初の10秒間は「ノックから着席まで」の時間
- 面接官が初対面のあなたから受ける第一印象は10時間持続する
- 悪魔の心理学「初頭効果」と「メラビアンの法則」で面接官を操ろう
- 第一印象の重要性は、あなたが考えているよりはるかに大きい
【ポイント2】これだけは外せない「4つのマナー」
- 張りのある大きな「声」
- 椅子までの堂々とした「歩き方」
- 背筋を伸ばし胸を張る「立ち姿」
- 面接官を見る「真剣な表情」「目力」
この4つはまさに「警察礼式」の神髄です。
【ポイント3】全部できたら完璧!警察流入室マナー「厳選13選」
- ノックは3回
- 「どうぞ」と言われてから入る
- 大きな声で「失礼します!」★
- 「失礼します」の後にお辞儀
- 半身でドアを閉める
- 椅子まで堂々と歩く★
- 面接官の前で気を付けの姿勢で静体★
- 受験番号・氏名を申告★
- お辞儀
- 着席
- ながらお辞儀はしない
- 着席
- 真剣な表情で面接官を見る★
★印は、絶対に外せない「4つのマナー」
今後のあなたへアクションプラン
マークシートや論文試験対策あるいは面接試験の問答対策には、かなりの時間やエネルギーを必要とします。しかし、今回の入室マナーと次回第3回の退室マナーは、これだけ押さえるだけでかなり加点が期待できます。丁寧に記事を読む必要がありますが、その努力をするだけで、面接試験でライバルに差をつけることができます。
受験指導歴の長い私から見て、コスパ最高の科目です。私が指導する受験生に最後にすることは、入室と退室の練習です。徹底して繰り返して練習をしてもらいます。
私が指導する受験生には最終段階では…
「入室・退室」練習を徹底して繰り返します
効果が大きい・コスパが最高に良いと知っているからです
自分の姿をビデオ撮影しよう
あなたには、私の塾生に負けず、入室と退室の練習をしてほしいです。軽視して得点チャンスをみすみす失ってほしくないです。今後、あなたが行うと良いアクションプランは、実際にあなたの入室や退室の様子をビデオに撮って、自分の姿を自分で客観的に見てほしいのです。三脚などでスマホ撮影しても良いですし、家族や友人に撮影してもらっても良いです。
撮影したら、今回の記事をいま一度必ず読み返し、私が指摘した「13のポイント」をクリアしているか確認してください。模擬的に行うものですので、少し厳しめに「自己採点」「自己点検」してください。可能なら、自分で確認するだけでなく、家族や友人に確認・指摘してもらうとなお良いでしょう。
ビデオ撮影は面倒なことですが、ここを越えて努力する価値のあるところです。入室・退室練習を徹底して繰り返している私の塾生に負けないよう、ぜひ本当に頑張ってほしいです。
重要なのは分かりましたが…
ビデオ撮影は少しめんどいかも…
入室マナーはあなたの想像以上に重要です
家族や自撮り棒でスマホ撮影して確認する
この努力が加点になると信じて頑張ろう!
わたしは家族にカメラを撮ってもらいました
自分の姿が客観的によくわかるよ
塾長の言う通り何度も入室要領を練習しよう
「ライバルが知らない加点ポイント」を読んで学ぼう
警試塾では、入室と退室の重要性を警察受験生のあなたに伝えるため、特に記事を書いています。いずれも、ライバルは知らない、警試塾の記事に目を通していただいているあなただけの加点ポイントになっています。関連記事のリンク先を以下のまとめましたので、興味のある方はぜひリンクして、加点ポイントを持って帰ってください。
- 【THE警察面接室】第1回「警察流面接マナーの基本」編 ←おススメ記事
- 【THE警察面接室】第3回「警察流『退室』マナー」編 ←おススメ記事
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
最後までお読みいただいたあなたに、心から応援のエールをお贈りいたします。
(完)
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①面接試験で「なにが質問されるか不安」悩んでいませんか?
『何が出るか問題』はここでもう終わりにしてください。警察の面接は、この「300問」ですべてです。他に必要ありません。試験に精通した元警察人事が、全300問を伝授します
②一番大切な面接試験で…いま、あなたがやるべきことは何ですか?
答えは「警察研究」と「面接の回答準備」です。
でも「なにから手をつければいいか分からない…」悩んでいませんか?
面接の合否は、結局は「この警察フレーズを言えるか言えないか」です。
日本初の本格的警察面接対策「全模範回答集」をぜひご覧ください。これで警察に絶対に合格できる!渾身の1本です。