「警察の志望動機が、難しくて書けない…」
「志望部署の書き方、こんなんでいいのかな…」
「理想の警察官像って言われても、分からないよ…」
面接カードや論作文の答案づくりで悩んでいませんか?
私も、警察のことを知らなすぎて、3年間無駄に不合格を重ねてしまいました。
あのとき、誰か信頼できる人が教えてくれていたら…と、悔しい思いです。
もしかすると、あなたも、警察の試験が難しすぎて、諦めかけているかもしれません。
でも、もう心配しないでください。
志望動機や志望部署、理想の警察官像など、面接カードや論作文の大きなヒントは、あなたのすぐ近くにあるのです。
私は、警察本部人事課で7年間、本物の採用試験を担当してきた元警察人事です。
現在は、某大手公務員予備校と某国立大学で、警察試験専門の専任講師をしています。
この記事では、元警察人事の私が、実はあなたのすぐ近くにある、警察面接・論作文試験の強い味方がいることをお伝えします。
実際に7年間採用試験を担当してきた経験から、面接試験や面接カード、論作文試験の答案で、本当に使える「模範回答例」を多数紹介しています。
この記事をお読みいただければ、「こんなに近くに、こんな良い武器があったのか」と新しい発見をされると思います。
学校の先生も、誰も教えられなかった正しい警察情報を、ここで学ぶことができます。
「元警察人事が作る模範回答例」は、そのまま面接試験で使えます。
ぜひ、持って帰って使って、あなたの合格に直結させていってください。
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【最終更新日 2023.5.28】
採用パンフレットこそ「模範回答の宝庫」
先に結論を申し上げます。
「実は、すぐ近くにあった最強のアイテム」とは、あなたも必ず目を通したことがあるであろう「採用パンフレット」です。
警察庁や各都道府県警が作成している「採用パンフレット」は、実は、模範回答例の宝庫だったのです。
これを読まれるあなたには、ここで「採用パンフレット」の圧倒的な威力を感じていただきたいのです。
ただ、「模範回答例の宝庫」には間違いないのですが、パンフレットによっては、少し読みにくいものがあります。
そこで、ここでは、採用試験のおおもと、警察庁(本庁)の採用パンフレットがとても良い内容に仕上がっていますので、警察庁パンフ『Style』をつかいます。
警察庁パンフをベースに使いながら、随時、全国都道府県警察のパンフレットからもイイトコドリをして、模範回答例をまとめていきます。
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【警察庁公認】志望動機・志望部署の勝負フレーズ集
最初に、志望動機・志望部署・志望理由です。
この部分からは、志望動機や志望部署を書くのに「使えるフレーズ」はないか探します。
警察庁パンフレットでは、
・なぜ警察官になりたいと思ったのか
・なぜ現在の部署を志望したのか
・そこであなたはどのような活躍をし、どのような問題解決をしているのか
などが書かれています。
そこから、そのヒントになる記述をピックアップしてご紹介します。
生活安全警察志望の方
生活安全警察官の「志望動機・志望理由」
最初に、「警察庁公認」の生活安全警察官の志望動機などを見ていきます。
「『女性や子どもなど弱い立場の人を守りたい』という思いがあったので、警察官になったら生活安全部で働きたいと考えていました」
「私は学生時代、身の危険を感じることが何度かありました。それだけに被害者の不安な気持ちや警察への届け出をちゅうちょする気持ちはよくわかります。そうした経験から「自分だけでなく、他の人も守ることができる存在になりたい」と警察官を目指すことを決心しました」
「被害児童から直接話を聞くこともあります。被害児童や親御さんからは『不安な気持ち』がひしひしと伝わってきます」
「被疑者を逮捕したという報告としたとき『ホッとした表情』をされるのを目の当たりにした時、被害児童の力になることができたことを、本当にうれしく誇りに感じます」
生活安全警察官の「理想の警察官像」
次に、同じ生活安全警察官の「理想の警察官像」をパンフレットから見てみます。
「被害を受けた女性や子どもは、被害を受けた緊張から、うまく話せなかったり、本心を語れないということが少なくありません。
そうした「言葉にならない言葉」や思いを汲み取り、安心して頼ってもらえる警察官でありたいと思っています。
これからもずっと勉強です。」
地域警察志望の方
地域警察官の「志望動機・志望理由」
警察庁パンフレットから、次は地域警察官の志望動機などを見ていきます。
「学生時代『警察署は少し怖くて近寄りがたい場所』だなって思っていました。
でも、実際に警察官になってみると、想像していたよりずっと「心温まる場所」で『困っている人を助けたい』という熱い思いを持っている人たちが集まっている場所」でした。先輩方は、私たち若手にも、親切丁寧に指導してくれます」
「パトロール、巡回連絡、犯罪捜査、学校での防犯教室、高齢者の詐欺防止教室、交通の取締り…『日常業務のすべて』が社会の安全や秩序、人の命を守ることにつながっています」
「特に、地域警察官は、地域に密着し地域の方と接する機会が多いので、『ありがとう』という言葉を直接頂くことが多いのが嬉しいです。
パトロール中に小学生に敬礼してもらったり、立番勤務中に女子高生から『かっこいい』と言われるととても照れくさいけれど、とても嬉しいです」
地域警察官の「理想の警察官像」
次に、同じ地域警察官の「理想の警察官像」をパンフレットから見てみます。
地域警察官の「理想の警察官像」
「採用から3年目を迎えて、自分の成長を感じています。
でも、どんな相手にも適切に対応できるコミュニケーション力をもっとつけていかなければならないな、と課題も感じています。」
「捜査能力など『幅広い力』と『強さ』・『優しさ』を併せ持った警察官になりたいです」
「交番では『国際化』が進んでおり、外国人関連事案も増えてきました。
学生時代に語学を勉強していたので、今後は『指定通訳官』になって、外国人関連事案の一線で活躍していきたいです」
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刑事警察志望の方
刑事警察官の「志望動機・志望理由」
警察庁パンフレットから、次は刑事警察官の志望動機などを見ていきます。
「私は、特に運動経験もなく、役に立ちそうな知識も持っていないから、と自分に自信が持てず一度は別の道に進みました。
でも、子どもの頃の「警察官になる夢」を諦めきれず、警察官を受験しました。」
「警察では、多くの仲間と出会い、一緒に頑張ることで自信や力をつけることができました。今言えるのは「転職して本当によかった」ということです。
『警察官になりたい』という気持ちがあるなら、絶対に諦めないでください。
もし不安があれば、身近な警察官に相談してみてください。きっと優しく応じてくれますから。」(←警察官は、市民にいつも「優しい」存在)
刑事警察官の「理想の警察官像」
次に、同じ刑事警察官の「理想の警察官像」をパンフレットから見てみます。
刑事警察官の「理想の警察官像」
「地域課でも取り調べは行いますが、比較的軽微な犯罪が多いです。
刑事課では、凶悪事件や知能犯事件・組織犯罪など、犯罪検挙・犯罪組織の壊滅・詐欺事件など高い専門性が求められます。
そのち密さや奥深さが刑事の魅力です」
「刑事になるために試験があるわけではありません。自分で『刑事になりたいです』と伝えます。
でも『なりたい』と伝えて簡単になれるわけではありません。
交番にいた時、私は非番の日には刑事課に顔を出しては、先輩の手伝いをしたり、一緒に捜査に出してもらったりして知見を深めました。刑事課の方々に私の顔を覚えてもらおうと思いました。
刑事になってからは、先輩がひとつひとつ丁寧に捜査のことを教えてくれました。もちろん私も一生懸命勉強して努力しています。
いまは、一人前の刑事を目指して勉強を続けているところです。」
交通警察志望の方
交通警察官の「志望動機・志望理由」
警察庁パンフレットから、次は交通警察官の志望動機などを見ていきます。
「『白バイ隊員になりたい』と思ったきっかけは地元で開催されたマラソン大会でした。
白バイの先導がとてもかっこよかったです。その時に憧れになりました。
でも、白バイ先導もかっこよかったですが、チームとして颯爽と行動する交通警察官たちの姿にも心惹かれました。
警察官になって白バイに乗りたくて、学生時代に中型二輪免許を取得して試験に臨みました」
交通警察官の「理想の警察官像」
次に、同じ交通警察官の「理想の警察官像」をパンフレットから見てみます。
「交通警察でなにより大切なのは『交通事故を未然に防ぐ』ことです。
車は命や平穏な日常を奪うが、その危険に気づいていない人が多い。
不機嫌な顔をされることもありますが、その気づきを促すことは大切な使命です。
「事故に遭う前で良かった」と感謝されることもあります。
痛ましい交通事故をなくすためにしている仕事にやりがいを強く感じます」
「白バイは、元々大型バイクで、その上赤色灯やサイレンなど装備を積んでいるので、すごく重いです。
私は体力がないので、訓練期間の最初の1か月は、倒れたバイクを起こす訓練に明け暮れました。
夢は、白バイの特連員(特別訓練員)になって「白バイの全国大会」に出場することです。
そして、憧れだったマラソンの先導を務めることができたらと思っています」
警備警察志望の方
警備警察官の「志望動機・志望理由」
警察庁パンフレットから、次は警備警察官の志望動機などを見ていきます。
「警察官は、本当に職域が広い仕事で、様々な部署があります。
どこかにあなたにピッタリの部署がありますから、ミスマッチが少ない職場です。
どんな部署でも必ずやりがいを見つけられるのがいいところです。
女性だから、男性だから、というのがない職場です。
警察官になって良かったです。
これからどんな経験を重ねていけるか、自分で自分を楽しみにしています」
警備警察官の「理想の警察官像」
次に、同じ警備警察官の「理想の警察官像」をパンフレットから見てみます。
「私は警備課で勤務しています。私の主な仕事は2つです。
(任務①)天皇陛下及び皇族方のご身辺の安全を確保する『警衛(けいえい)』警備
(任務②)国内外の要人の身辺を守る「警護」警備
特に警護では、どんなに周到に準備しても急な日程変更がありますが、柔軟迅速に対応して、身辺を守るという使命を果たします」
「警衛・警護警備は、国民の皆さんや警察以外の様々な関係機関の協力が必要です。
突然の日程変更や状況の変化に対応して、警察が判断・行動するために協力は不可欠です。
いろいろな立場の人と折衝していく『コミュニケーション力』は警察官の基本だと思います。
また、訓練の練度を高めて判断力や調整力を育てていくことも必要です」
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【面接官級の上級幹部】「警察が求める人材」とは
警察庁パンフレットには、面接官級の警察幹部(警視正 上野警察署長)が登場し、「警察が求める人材」について語っています。
面接試験では、「我流」で受け答えしてはいけません。
あなたは、「面接官が求める人材」「警察組織が求める人材」になり切ってください。
「警察が求める人材」は、合格する受験生なら必ず押さえているポイントですよ。
「警察が求める人材」を常に意識する
警察庁パンフレットに登場する上野警察署長の階級は「警視正」です。
面接試験では、警視正の階級の人には、あなたの合否を決定する強い権限があります。
警視正クラスの上級幹部が語る「警察に求める人材」こそ、面接試験であなたが回答すべき「警察」の姿です。
特に、ここでは「チームワーク」が大切だと言われています。
面接カードや論作文の答案でぜひ使いたいフレーズですね。
「警察は、他のどの職場より『絆』を大切にする職場です」
「私の仕事のモチベーション・やりがいは、上司や同僚など「仲間」の存在です」
「一人では耐えられなかった場面でも、仲間の支えや助けがあって乗り越えてくることができました」
「『仲間との絆を感じながら、市民の安全安心を守る』それが警察の仕事です」
「あなたにも、このやりがいのある警察の職場に飛び込んできてほしいです」
女性受験生に知ってほしいこと
女性警察署長として、特に女性受験生にメッセージを送っています。
「自らの強みを活かして、犯罪捜査や事件解明に活かしてほしい」と言っています。
高いレベルの意識で受験せよ、とのメッセージとも取れます。
これらの良いフレーズに数多く接して、面接官に「レベルの高い受験生」と思ってもらえるよう、地道に知識と実力を蓄えていきましょう。
「警察は男性が多い職場ですが、女性の力を取り込んだことで、多様性を実現し、組織を一層強くすることができました」
「警視庁でも、数年前に同時に3人の女性警察署長が誕生するなど、警察の中で女性が活躍することが当たり前になっています」
「女性には女性ならではの特性があります。女性の視点やアイデアを『自らの強み』と捉えて、犯罪抑止や事件解明に活かしてほしい」
「警察は、誰もがそれぞれの個性や能力を存分に発揮しながらキャリアアップできる職場です」
【重要・実践編】
採用パンフは「論作文試験」でこう使え!
パンフレットは誰でも一度は手元に置いているはずです。
でも、その正しい使い方を理解している人はほとんどいません。
「手元にすごい武器がある」ことに、今日ここであなたが気づいてくれれば、と願って書いてきました。
「パンフレットの内容は理解できた」「早く『点』になるポイント教えてよ」という声が聞こえてきそうですので、ここからは、「パンフレットを『得点』に転換する具体的な方法」について解説していきます。
- 論作文編
- 面接カード編
- 面接試験編
の3本立てです。
さっそく、パンフレットの内容を「論作文試験」でどのように利用するか、から始めましょう。
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論作文過去問を振り返る(「理想の警察官像」編)
本題に入る前に、例えば「理想の警察官像」という課題について、各都道府県警では、論作文試験でどのように出題されているか、振り返ってみます。
ここでは、日本で最も受験生の多い警視庁で出題されたの実際の論作文課題を一緒に見てみます。
警視庁2019年論文課題(第3回)
理想とする警察官になるために努力したいことと、警察官の仕事に活かせるあなたの「強み」について述べなさい」(1000字程度)
警視庁2018年論文課題(第2回)
「自分自身の個性や能力に触れながら、理想とする警察官になるために、あなたが今後取り組むべきことについて述べなさい」(1000字程度)
神奈川県警2020年論文課題
「神奈川県民が求めている『警察官像』について、あなたの考えを盛り込んで論じなさい」
>>あわせて読みたい「警視庁の論作文過去問一覧」
論作文の模範答案例(「理想の警察官像」編)
それでは、パンフレットから引用した「キーフレーズ」を利用して、どのように論作文の答案が書けるか、実際の例を見てみましょう。
模範答案(理想の警察官像)
【警視庁2019第3回】
「私は、自身が理想とする警察官像について述べたうえで、理想の警察官に近づくため努力していること及び自身の強みについて論述する。
理想とする警察官像として、私は以下の4点について考えている。
第一は「法律のプロ」になることである。警察官は法律によって「市民の生命、身体及び財産を保護」することが責務だ。警察官は法の番人である。法律の執行者として、市民の信頼に応えられる警察官でなければならない。
第二は、敏感に市民の心情を察し、温かい人間性を持つことである。警察には不安や悩みを抱える市民が訪れる。警察官に何らかの援助を求めている。市民の期待や心情を察して、丁寧な対応と温かい言葉遣いで不安を軽減できる「聞く力」のある警察官だ。
第三に、チームワークを大切にすることだ。「犯罪の予防、捜査、被疑者の逮捕」など、警察の仕事はチームワークで成し遂げる。また、関係機関との連携も必要だ。コミュニケーションを丁寧に取って治安を守る使命を果たすことが必要だ。
第四に、広い視野を持って、何事にもチャレンジできる行動力のある警察官である。社会の動きに広く関心を持ち、すべてを警察の仕事と関連付けて眺めることが重要だ。また行動力とは、規律を守って主体的に自分の責任をしっかりと果たすことだ。
次に、このような理想の警察官に近づくために、私が特に努力していることは、以下のとおりである。
第一に、自分の仕事が「さすがプロ」と言われるように努力することだ。上司・同僚に仕事ぶりを信頼してもらいたいし、クライエントからも喜んでもらえるような仕事をしたい。
第二に、聞く力とチームワークの涵養だ。職場には、多くの仲間がいる。上司や先輩、あるいは父や祖父と同じ年代の同僚もいる。職場で努力するうちそれぞれの属性に応じたコミュニケーションの方法があることを学んだ。
第三に、新聞を読むことだ。スマホニュースは自分が見たい記事に限られるが、新聞には様々なニュースが掲載されている。「警察の仕事に関係ないか」その観点で新聞を読んでいる。警察関連記事の多さに最近驚いている。
私の強みは、何事も諦めずに改善しながら決めたことを最後までやり抜くこと、どんな人とも意思疎通をいとわず、また、仲間と力を合わせて協力することができること、そして行動力があることだ。このような自分の強みを活かして、警察官として市民のため治安のため尽力して活躍していきたいと考えている。」
※「太字」はパンフレットからの引用(多少のアレンジあり)
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塾長!
このままもらっちゃっていいですか?
ドンドン使ってください。そのために書きましたよ!
「丸暗記勉強法」発動でこの模範答案を丸暗記するのが近道!👍
【実践】試験会場でのキーフレーズの使い方
ここで、パンフレットのキーフレーズの使い方についてご説明します。
【手順1】パンフレットを用意する
あなたは最初に、パンフレットを用意してください。
まず、受験自治体のパンフレット(採用案内)を入手してください。
現物でなくてもいいです。
ネットで調べれば、全国どこの都道府県警察のパンフレット(採用案内)も入手できます。
>>受験自治体の採用パンフレットを入手しよう「全国警察HP&採用パンフレット」
【手順2】パンフからキーフレーズを「20個」書き出す
パンフレットを用意したら、パンフレットを隅から隅まで見てください。
今回、私たちが警察庁のパンフレットを丁寧に見てきたように、丁寧に隅から隅まで見てください。
そして、使えそうなキーワードがあったら、すぐにノートやメモアプリなどに控えてください。
集めるキーフレーズの目標数は「20個」です。
【手順1】受験自治体のパンフレットを入手する
【手順2】パンフレットを丁寧に読み「キーフレーズ」を20個目標に集める
【手順3】「あなたオリジナル・キーフレーズ集」を完成させる
キーフレーズ20個を集め終わったら、それをきれいに整理します。
雑然と並べるだけでは、あなたの頭の中が整理されません。
あなたオリジナルの「キーフレーズ集」をきれいに完成させてください。
【手順4】さあ!試験会場へ持参
あとは、それを試験会場に持っていくだけです。
論作文試験の答案を作るときに、「あなたオリジナル・キーフレーズ集」の中から、ふさわしい箇所・ふさわしいタイミングで、キーフレーズを使っていきます。
パンフレットから拾ったキーフレーズ集は、いわば「警察の正解」です。
あなたが書く答案の文章を引き締め、評価される答案へと導いてくれます。
【手順3】あなたオリジナルのキーフレーズ集をきれいに作る
【手順4】キーフレーズ集を散りばめ答案を作成する
「勝負フレーズ50個」の具体例
ですが、特に最初のうちは、なかなかうまく「キーフレーズ集」を作れないかもしれません。
私に「キーフレーズ集を作ってほしい」と思っておられる方も多いと思いますので、あなたのショートカットのために、キーフレーズ集を作りました。
塾長!
ついでに「勝負フレーズ集」作ってくれませんか!?
わかりましたよ
「キーフレーズ集」は具体的にはこんな感じで作ってください
【「面接カード」を手に入れろ】
全国警察の面接試験用「面接カード」がここで手に入ります。
あわせて論作文試験の過去問もお付けします。
>>全国警察「面接カード テンプレート集&論作文過去問」
ここでは、今回ご紹介している警察庁パンフレット『Style』と、私が、全国都道府県警察の採用パンフレットを集めて作った「キーフレーズ集」です。
手っ取り早く、ここから「あなたオリジナルのキーフレーズ集」のピックアップをしてくださってOKです。
- 子どもの頃から警察官に憧れ
- 子どもの頃見た警察官の制服はかっこよかった
- お巡りさんに褒めてもらい嬉しかった
- 憧れだけで警察官は務まらないは理解している
- 警察官は治安の最後の砦
- 自分だけでなく他の人も守れる存在になりたい
- 警察に来る人は不安や心配を抱えている
- 勇気を出して相談に来る、その思いに応える
- 警察の活動はそのすべてが社会の安全や人の命を守ることにつながっている
- 人の役に立ちたい
- 人と会って話をして私の人柄で街を守りたい
- 警察は「市民の最も身近にいて」安全と安心を守るプロ集団
- 警察は常に人相手の職場。自分を成長させられる職場
- 警察は女性が輝ける職場
- 「困っている人を助けたい」という熱い思いを持っている仲間と一緒に私も困っている人を助けたい
- 強くて優しい警察官
- 強さとは、法律や豊富な経験を持ち、絶対に悪から逃げないこと
- 優しさとは、市民の不安や心配な心情を理解して、警察への期待を汲み取る心の細やかさ
- 言葉にならない言葉、を汲み取りたい
- 「いるだけで安心」そんな存在になりたい
- 現状に満足せず、常に向上心を持って仕事に当たる
- 事案の一つひとつに丁寧に向き合える
- 一度決めたことは決してあきらめない
- 生活安全警察官を希望する
- 身近な犯罪「街頭犯罪」抑止のため防犯で尽力したい
- 女性や子どもなど「社会的弱者」の方々を家庭内犯罪から守りたい
- 同じ女性として女性犯罪被害者の力になりたい(DV・ストーカー・痴漢など)
- 高齢者の特殊詐欺被害撲滅のため直接呼びかけを行う活動をしたい
- 地域警察官を希望する
- 地域警察官は「市民に最も身近な警察官」
- 温かい笑顔や声掛けひとつで市民の心に警察への信頼を与えられる
- 住民ひとりひとりに直接声掛けできる「巡回連絡」は警察官の最大の武器
- 子どもの犯罪は家庭や学校内で起こることが多い
- 虐待は家庭内で、いじめは学校内で起こる
- 家庭内は「治外法権」…家庭内なら犯罪が許されるのか
- 教室内は「治外法権」…友達なら犯罪が許されるのか
- 子どもを家庭犯罪・学校犯罪から守る最後の砦は警察官
- 巡回連絡で、各家庭内から虐待の臭いを少しでも嗅ぎ取る
- 学校とコミュニケーションを取って、学校からも信頼される警察官
- 地域警察官として小学校の登下校見守りを行いたい
- 相談してもらえる警察官
- 仕事を信頼してもらい人柄を愛してもらえる警察官
- 刑事警察官を希望する
- 「検挙に勝る防犯なし」…被疑者を検挙することで犯罪抑止に貢献したい
- 仲間と一緒に力を合わせて犯人を追及する…「チーム刑事」の一員になって貢献したい
- 交通警察官を希望する
- 車は人一人を簡単に害する道具
- 身近で便利な道具であるからこそその危険性を忘れがち
- 「事故がない」=「平安な日常」が当たり前
- 交通事故は、被害者も加害者の人生も一瞬で狂わせる
- 交通事故は全員が被害者(被害者、加害者、家族などすべてを被害者に)
- 痛ましい交通事故を1件でもなくす
- 警備警察官を希望する
- SPとして天皇陛下や要人を警護したい
- 社会の健全な発展は「安定した安全」があってこそ
- 警備警察は縁の下の力持ち
- 「何も起こらない」「何も起こらせない」ことが仕事
- 機動隊員として災害警備で貢献したい
- 「制服を脱いでも心に制服を」…福島県警被災警察官の言葉
- 多様性こそ警察の神髄
- 世の中のすべてのものを、あるがままに受け止める力
- 警察官に必要な資質は「行動力」(←塾長が思う資質です)
- しなければならないことは必ずする…これも行動力
- してはいけないことは絶対しない…これも行動力
- 動かなければならないときには敢然と行動する…これも行動力
- 声掛けをしなければならないときに必ず声掛けする…これも行動力
- リーダーシップを発揮しなければならないときにはチームを引っ張る…これも行動力
- 黙って聞かなければならないときには、何時間でもじっと傾聴する…これも行動力
- 決められたルールは必ず守り、組織の秩序を守る…これも行動力
- 決断しなければならないときは決断し行動する…これも行動力
これらのキーフレーズを、試験でぜひ有効に使ってください。
必ず「自分に合ったキーフレーズ集」を準備する
「キーフレーズを使って答案を書く」イメージです
【重要・実践編】
採用パンフは「面接カード」でこう使え!
パンフレットは、論作文試験だけで使えるものではありません。
同じように、面接カードや面接試験でも有効に活用することができます。
多くの人が苦しむ面接カードですが、採用パンフレットを使うと、うまく書くことができるようになります。
面接カード、まだ全然手をつけてないです…
警察の面接カードは難しすぎです…
何をどう書けばいいかぜんぜん分からないんです…?
誰も教えてくれなくて…もう真剣困ってヤバいです
【「面接カード」を手に入れろ】
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一応書いたんですが…
「ま、こんなもんか」ってテキトーに書いた感じですが…
合ってますか?
面接カードの提出もパンフがヒントになるよ!
パンフを使えば「ハズレなし」の内容でまとめらるよ
【パンフ活用】面接カードを実例解説
それでは、実際に、採用パンフレットを使ってどのように面接カードを書いていくのか、実例を使って解説していきます。
いずれもおおむね300~400文字程度でまとめることとします。
面接カード「志望動機」欄
まず「志望動機」欄です。志望動機は、面接カードの中でも飛び抜けて重要な項目です。採用パンフの「勝負フレーズ50選」を使って、私が具体例として志望動機欄を書いてみました。
私は、自分だけでなく他の人も守ることができる存在になりたいと思い、警察官を志望しました。私の祖父がひき逃げ事故で重傷を負った時、事故捜査にあたってくれた警察官の方々が短期間に事件を解決してくれました。
警察法第2条には「個人の生命、身体及び財産の保護」や「被疑者の逮捕」などが警察の「責務」と明記されています。私は、当時のことを振り返り、あの時捜査に当たってくれた方はまさにこの法律に則った活動をされていたのだと思い当たりました。
警察官は、被疑者を逮捕することで、祖父や私たち家族を守ってくれました。警察官がいるからこそ、社会は安定し、健全に発展できるのだと思います。
私は警察官になったら、自分の持てる力を尽くして、街の安全と市民の方々の安心を守れる警察官になりたいと考えています。
※「太字」部分:「キーフレーズ素材集」から引用した箇所
採用パンフレットから「勝負フレーズ」を随所に使っていることがお分かりいただけますでしょうか。
面接カード「志望部署」欄
次に「志望部署」欄です。
都道府県警によっては、志望部署欄は志望動機欄とセットになっていることもあります。今回のように単独で書くことを想定します。
私は、交通警察を希望します。白バイ隊員として働きたいと考えています。
現代は車社会です。車は便利で快適な乗り物ですが、使い方を誤ると重大な結果をもたらします。「交通事故は全員が被害者」という言葉があります。被害に遭った方はもちろんのこと、家族や、場合によっては加害者も社会的制裁を受け、結果としてすべての人が不幸になります。
警察法の第2条に「交通の取締り」は「警察の責務」と明記されています。事故がない当たり前の日常に、事故が起こってから気づくのでは代償が大きすぎます。警察による交通取締りにより、安全な暮らしと市民の安心が守られます。
私は、警察官になったら、痛ましい事故が1件でもなくすように、交通警察官特に白バイ隊員として貢献したいと考えています。
※「太字」部分:「キーフレーズ素材集」から引用した箇所
ここも、採用パンフレットの「勝負フレーズ」からの引用で、要所要所を押さえる書き方になっています。
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面接カード「長所・短所/性格」欄
次に、「長所・短所/性格」欄です。
ここでは、「ご自身の資質」と、「警察が求める資質」と合致しているか、その認識をしながら書いていきます。
私の長所は、行動力があるところです。考えて「良い」と思うことは、すぐに行動に移すことができます。一度決めたことは最後までやること、困難に直面したときにも必ず解決策があると信じて行動に移しながら克服していきます。してはいけないことは絶対にしない、ということも行動力だと思います。
一方で、私の短所は、行動力がある反面、実際に行動に移すと、やや視野が狭くなり後悔することもあることです。良いと信じるあまり周りが見えなくなってしまうことです。
そういった短所を克服するために、私は、行動に移している時こそ、人とコミュニケーションを取って、極力他の人の意見を聞く時間を持つように心がけています。周りが見えなくなっている時こそ、深呼吸して、周りに助言を求めます。普段から良好な人間関係を築いていれば、誰かが力を貸してくれると思います。私も、人の力になってWINーWIN関係の構築に努めています。
警察官になったら、こういった自分の良い面を活かして、日常生活の安全と市民の安心を守るため尽力していきたいです。
※「太字」部分:「キーフレーズ素材集」から引用した箇所
この「長所・短所/性格」欄は、勝負フレーズ集から特に引用しやすい箇所です。パンフレットにも、メンタリティに関する内容はふんだんに書かれていますよね。
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あわせて論作文試験の過去問もお付けします。
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面接カード「理想の警察官」欄
次に「理想の警察官」欄です。ここは、上記で紹介した論作文の課題と同じ内容にしています。理想の警察官像は、パンフレット内で活躍しているが十分に示してくれています。
私は、理想の警察官像として、以下の4点について考えています。
第一は「法律のプロ」になることである。警察官は法の番人・法律の執行者として、市民の信頼に応えられなければならないと考えます。
第二は、敏感に市民の心情を察し、温かい人間性を持つことです。警察には不安や悩みを抱えた市民が何らかの援助を求めて来訪します。市民からの期待や心情を察して「聞く力」のある警察官です。
第三に、チームワークを大切にすることです。警察の仕事は一人ではできません。ひとりひとりと丁寧にコミュニケーションを取って、一致協力して使命を果たす警察官です。
第四に、何事にもチャレンジできる行動力のある警察官です。市民のため社会正義のために、正しいと思うことをすぐに行動に移す警察官です。しなければならないことは必ずする、してはいけないことは絶対にしない、これも行動力だと思います。規律を守って主体的に自分の責任をしっかりと果たしていきたいです。
私の強みは、何事も諦めずに最後までやり抜くこと、仲間と力を合わせて協力することができること、そして行動力があることです。このような自分の強みを活かして、警察官として市民のため治安のため尽力して活躍していきたいです。
※「太字」部分:「キーフレーズ素材集」から引用した箇所
採用パンフレットには、現実の壁に跳ね返されても、あくまで理想を持ち続け追求し続ける、そういった強さを持った警察官が登場しています。
パンフレットの警察官の言葉から学びたいですね。
面接カード「学業で力を入れたこと」欄
最後に「ガクチカ」欄です。これも面接カードの定番ですね。定番だからこそ、良い内容を記載できれば、他の受験生に差をつけることができます。「お!いいな!」と面接官の心象にも良い印象を与えます。
学生の時力を入れてきたことは、子どもの生活支援のボランティア活動です。
私は、小さい頃から人を助ける仕事に就きたいとずっと考えてきました。そのため大学では教育学部に進みました。授業で生活困窮児童の支援サークルに参加したことがきっかけで、紹介されたボランティア活動に課外で自主的に参画し、人を援助することの素晴らしさを体験することができました。
ボランティア活動では、生活困窮児童の支援も学びましたが、実はその背後で子供たちが虐待やいじめを抱えていることを知り、衝撃を受けたことを覚えています。教科書で学ぶ児童の支援ではなく、子どもたちの生の声を聴く貴重な経験となりました。
私は、職業選択を考えた時、このような子どもたちを家庭内や学校内の犯罪から守れるのは警察官しかないと思い、警察官を志望しました。学生の時に力を入れてきた経験を活かして、子どもの安全と安心を守れる警察官になりたいと思っています。
※「太字」部分:「キーフレーズ素材集」から引用した箇所
パンフレットと「あなたオリジナル・キーフレーズ集」を元に、文章を書いていくと、自然に「差別化」になります。
パンフレットの研究は、実はそのまま「警察研究」なのです。
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塾長!
完成しちゃいました!
嬉しいですー
少し自信が付きました!
すぐに「僕のキーフレーズ集」を作りたいです!
分からなくなったらパンフレットに戻ろう
受験勉強は模範回答例「丸暗記・丸引用法」で大丈夫だよ
【まとめ】「キーフレーズ集」をすぐ作れ!
さあ!次はあなたが「行動」する番!今すぐ動け!
私とあなたの目標は「試験の合格」です。
当然ですよね。
でも、合格する人と不合格になる人の差は「行動力」です。
私は、長年多くの受験生のお世話をしてきました。
「知って終わり」にして、結局行動に起こせない人は、合格はできません。
正しく知ったら、次は、必ず正しく行動しなければなりません。
「合格の女神」は、あなたの行動を見て微笑んでくれます。
では、ここで「行動」とは何でしょうか。
それは、
①パンフレットを手元に用意すること
②パンフレットをよく読むこと(これを「警察研究」という)
③パンフレットから「あなたオリジナル・キーフレーズ集」を作る
この3つの行動です。
早くから行動することはとても大切なことです。
論作文試験と面接カード(面接試験)は、実力を蓄えるのに時間がかかります。
早く、正しく、受験戦略を進めたいです。
無駄な努力をして、無駄に遠回りをしたり、無駄に失敗て人生を棒に振りたくないですよね。
ここに、ひとつの解決策をご提案いたします。
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警試塾は、元警察人事の私が、7年間、警察本部で実際の採用試験を担当してきた知識と経験から、「正しい警察情報」と「正しい勉強法」について情報発信を続けています。
元警察人事だから、合格に必要な「もの」が分かります。
いえば、「ゴール地点」「目標の状態」が明確に分かっています。
合格に必要なもの・ゴールが分かっているから、そこから逆算して、正しいルートをお示しできます。
あなたには、正しい道を、最少の努力・最短の時間で、ラクに、そして確実に合格してほしいと心から願っています。
ここに1つご提案があります。
実際に採用試験を経験している指導員は、全国で私だけです。
どうぞ、元警察人事の私の力をお使いください。
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今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の記事は以上です。
(完)
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