ページの最後に「模範答案」掲載
「一次試験は合格したけど、面接カードをどう書いたらいいの?」
「面接カード、とりあえず書いたけど、ぜんぜん自信ない…」
悩んでいませんか?
面接カードを「ぶっつけ本番」で書いている受験生はとても多いです。
マークシートは一生懸命勉強するのに、面接カードは「準備ゼロ」…では受かりません。
大事なことを申し上げます。
はっきり申し上げます。
面接カードで合否が決まります。
分かり切ったことを言っている…そう思いましたか?
でも、これは本当に事実です。
私は、警察本部人事課で7年間勤務した元警察人事です。
人事課では、実際の採用試験を担当してきました。
採用試験を見てきて、はっきり言えることは、
面接カードを軽視すると、あとで手痛い、取り返しのつかないしっぺ返しを受ける、ということです。
面接カードの準備
これを読んでおられるあなただけは、しっかりと準備していってほしいです。
塾長!一次試験に合格しました!
面接試験の指導をお願いします!
一次合格おめでとう!
いよいよ面接試験ですね
面接カードの準備は進んでますか?
面接カード…
難しくてまだ準備できてないです
「ぶっつけ本番」になりそう…
面接カードは一番重要な書類!
逆に大きな差をつけるチャンスだよ
確かにチャンスですね!
わかりやすく教えてください
努力しただけ結果が返ってくるよ
頑張っていこうね!
今回の記事では、面接カードの項目「最近関心を持ったニュース」の書き方について解説します。
実際に私がご指導した受験生の面接カードを使って、その添削を通して解説していきます。
記事の最後に「模範解答例」をつけました。
この記事を読み終わるころには、面接カードの「最近関心を持ったニュース」項目がしっかり書けるようになっているでしょう。
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【最終記事更新日 2023.12.2】
Nさんの面接カード添削
(22歳男性 警察官交通課志望)
Nさんが書いた「最近のニュース」欄
(Nさん情報)私立理系 警察官志望
Nさんは某私立大学理系の4年生で、警察官受験のほか大学院を併願していました。
Nさんから相談を受けた大学の就職課から「指導をお願いしたい」と私に紹介されてきたのでした。
Nさんは、すでに大学院に合格していましたが、警察官になりたいとの気持ちが強く、合格するまで何年でも受け続けると話しておられました。
Nさんは、私が受験指導をしたこの年、見事に第一志望の県警に合格されました。
現在は、警察官1年生として某交番で勤務されています。
しかし、初めて私のところに来た時は、やる気はあるけれど、面接カードはボロボロの状態でした。
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Nさんの書いた「最近のニュース」欄
(交通課志望)
Nさんのご了解をいただきましたので、さっそくNさんが書いた面接カード「最近のニュース」欄を見ていきましょう。
「某有名芸能人に対してSNSを使った誹謗中傷を行った男性2人が逮捕されたニュースです。
SNSは顔が見えないからこそ、軽い気持ちで書いてしまう人もたくさんいると思います。
もっとSNSの取り締まりの強化や、SNSの正しい使い方を教育現場で広めていくべきだと感じています。」
【134文字】
Nさんは、警察の面接カードで「芸能人ネタ」を持ってきました。
Nさんは交通課志望です。
本当にそれで良かったのでしょうか?
次に、その内容を検討していきます。
Nさんの第1段落
1段落ずつ順に、解説していきます。
最初に、第1段落です。
取り上げるニュースの選択ミス
まず、取り上げたニュースについて確認しましょう。
Nさんは、某番組に出演してた女性が、SNSで誹謗中傷を受け自殺したニュースを取り上げました。
当時大きな話題となったニュースです。
「某有名芸能人に対してSNSを使った誹謗中傷を行った男性2人が逮捕されたニュースです。」
Nさんは、警察官志望らしく正義感のある男性でした。
「弱い者いじめは許せない」と熱っぽく話していました。
その思いは貴重だと思います。
ただ、「交通志望」するNさんが取り上げるニュースとして、適当だったでしょうか?
答えは「NO」です。
面接カードでは、取り上げるニュースは志望部署と一致させるのが基本です。
Nさんは交通課希望です。
実際、「志望部署」欄では、「警察官として、高齢者が犠牲になる事故を1件でも減らせるよう貢献したい」と、交通事故抑止に熱い思いを語っておられました。
〇志望動機欄:事故を無くしたい
〇ニュース欄:SNSいじめをなくしたい
これでは、あの志望動機は何だったんだ?
…と、面接官に思われても仕方ないです。
交通課を志望しているのですから、最近関心を持ったニュースでも、交通関係のニュースを取り上げてほしかったです。
書いている本人は、正義感から素直にそう思ったのでしょうが、これでは戦略になりません。
読み手の面接官の気持ちも想像してみましょう。
私が面接官なら、ここは「減点」にします。
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あれだけ熱く交通のことを語っていたのに…
交通関係を取り上げないんだ
選択ミスは致命傷になる
実は、Nさんは、もう1つ大きな失敗を犯していました。
それは「志望部署以外」のネタに、不用意に首を突っ込んだことです。
つまり、交通とは部署違いの生活安全課ネタ(SNSいじめ)を取り上げて、致命傷を受ける可能性があったのです。
受験戦略として、複数部署に手を出すのは賢明ではありません。
交通志望の人が、生活安全も、地域も…と、安易に手を出してはいけないのです。
理由は単純に、研究量(勉強量)が増えるからです。
研究対象が増えれば増えるだけ、あなたの負担は増大します。
面接カードに書くことは、必ず面接で聞かれます。
自分で書いたことは、自分で責任を取らなければいけません。
そうすると結局、どの部署のことも「未消化」に終わってしまいますのです。
これは、場合によっては「致命傷」になります。
交通志望ですから、交通の研究はしているでしょう。
しかし、生活安全の研究まではできていないはずです。
安易に、良かれと思って書いたことが、自分の致命傷になるのです。
ここは注意しましょう。
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部門を1つに絞った方が
断然有利!
「芸能人ネタ」は書かない
基本的に、警察では「芸能人ネタ」は避けた方が無難です。
「ゴシップネタが好きなんだろうか?」「軽いな」…誤解の原因です。
芸能人ネタを書いて、高評価を受ける可能性は、ほぼないと考えましょう。
警察の面接カードで芸能人ネタ?
警察研究不足なんじゃないか?
「みんなが取り上げそうなネタ」も避ける
また「他の受験生も取り上げそうなネタ」も、避けた方が良いです。
例えば、当時「上級国民/下級国民」で世間の関心を集めた池袋暴走死傷事故が起きた時、警察官受験生の多くが、この池袋を面接カードで書いていました。
後で、当時の面接官と話をすると「また、上級国民ネタかとウンザリした」と漏らしていました。
直近で大きな事件事故が起こっていても、安易に取り上げない方が良いです。
もし、どうしても取り上げたいなら、ほかの受験生と違う切り口で書けないか考えてほしいです。
例えば、同じ池袋暴走事故であれば、
〇警備警察:歩行者天国の雑踏警備のあり方
〇地域警察:被害者支援や管理者対策
といった具合です。
こういったほかの受験生と違う切り口は、自分では思いつかないことも多いでしょう。
その時には、信頼できる警察の人に聞きに行ってみると良いです。
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ここは押さえよう
「面接カード『2つの作戦』」
面接カードは「ただ文字を埋めればいい」というものではありません。
あなたが書く内容によって、面接を有利にも危険にもするからです。
でも、分かっているんだけど、それがなかなか難しい。
そこで、面接カードを書くときには、次の2点を意識してみてください。
これだけでも、かなり良い面接カードになると思いますよ。
①自分の「有利」に誘導しろ
繰り返しになりますが、取り上げるニュースは、必ず志望部署と一致させてください。
交通警察の研究だけでも大変なのに、生活安全警察にまで手を出していたのでは、時間がどれだけあっても足りなくなります。
ジャンルを志望部署1本に絞り、自分の得意領域へと面接官の質問を誘導します。
Nさんであれば、交通の質問なら、よく研究してるので答えられます。
自分から、勉強していない部門に誘導してはいけません。
もしかすると「志望部署だけでなく、社会に広く関心を持っているところを面接官に知ってもらいたい」といった心理があったかもしれません。
でも、結果は逆効果です。
勉強不足の部門について、「手痛い質問を受けて→回答できず→終了」になるだけです。
面接カードを書く時には、必ず、自分にとって有利か不利か…ここを考えながら書き進めてください。
②面接カード全体に「一貫性」持たせろ
はじめに、面接官はまず、面接カード「全体」に目を通します。
志望動機 → 志望部署 → 最近ニュース → 経歴
と見ていきます。
その中でも、特に最初に「志望部署」を見ます。
志望部署が、面接試験の中心になるからです。
- なぜ警察官を志望したのか
- 警察官になったら、どの部署で、どんな仕事がしたいのか
- どのような課題があって、どのような解決策が考えられるか
このあたりは、絶対に聞きたいです。
志望部署の質問を、面接官はとても大切にしているのです。
その中で、志望部署と最近関心を持ったニュースがチグハグでは、印象は悪くなります。
いま一度、面接カード全体を見返してみてください。
軸がブレていませんか?
警察であなたが何をしたいのか、読み手にとって分かりやすいですか?
面接カードを提出する前に、必ずこの点を確認してください。
大事なところなのですよ。
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面接カードを提出する前に
いま一度自分で確認しよう!
Nさんの第2段落
次に、第2段落です。
勉強不足の生活安全について書いた結果は…
まずここでは、第1段落での失敗が、勉強不足という形で「悪目立ち」してしまっています。
失敗/悪目立ちしているところが分かるでしょうか?
「SNSは顔が見えないからこそ、軽い気持ちで書いてしまう人もたくさんいると思います。 」
SNSは、生活安全警察の分野です。
SNS対策だけでも、相当の研究量を必要とする分野です。
交通志望のNさんが、野心的に生活安全部門について言及されたのですが…
正直、読み手としてはガッカリさせられました。
端的に言うと、内容が浅く、薄っぺらなのです。
警察研究に裏打ちされた記載ではありません。
「ただ紙面に文字を埋めた」という浅い内容です。
生活安全部門は、それはそれは深い領域です。
実は、生活安全は、半端な気持ちで選択すると、もっとも失敗しやすい部門なのです。
これでは、面接本番で、手厳しい質問を自らの手で誘導してしまいかねません。
合否に直結するような危険なことです。
改めて、自分の研究してきた部門のニュースを取り上げ、自分の手が届く範囲内で勝負するように心がけましょう。
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研究不足の分野には
安易に手を出すな
自分の自信のある分野のみ書け!
テキトーに書いてしまいました
大失敗につながっていたかと思うと…
本当にコワいです
Nさんの第3段落
最後に、第3段落を解説します。
【これは大きく減点!】
傍観者的な「べき」思考はNGワード
Nさんの面接カードで、この第3段落は減点が一番大きいです。
どこが減点になるかわかりますか?
「もっとSNSの取り締まりの強化や、SNSの正しい使い方を教育現場で広めていくべきだと感じています。」
Nさんの表現を見てみましょう。
そこには「取り締まりの強化や…(中略)…広めていくべき」とあります。
この「べき」…が書き方として一番いけないところです。
なぜ「べき」という書き方がいけないのでしょうか?
それは、「あなた」が「主語」になっていないからです。
「取締りを強化すべきです」
「すべき…」って
君はどうなんだ?
君は警察官としてどうしたいのか?
ひとりの警察官として
「当事者意識」を持ってほしいんだ
テレビで、お昼のワイドショーを見たことがあると思います。
評論家やコメンテーターの、「責任のない立場」からのコメントに、違和感や反発を感じたことはないでしょうか?
面接官が、あなたの「べき」から感じるのも、同じ違和感と反発です。
面接試験では、
「わたし」が主語にならなくてはいけません。
「警察官としての抱負」を語ってほしいのです。
評論家としてのコメントを、面接官が求めているのではないです。
あなたの『警察官としての姿』
これを面接官に見せてください
【要注意】
面接試験はカウンセリングではない
私たちは普段、自分の話をじっくり聞いてもらえることはありません。
面接とはいえ、他の人からじっくり話を聞いてもらうことに、慣れていないのです。
私は、警察人事でありながら、臨床心理士の資格も持っています。
ですので、面接試験とカウンセリングの両方が分かります。
その私が、あえて申し上げます。
面接試験を、カウンセリングと勘違いしている受験生が多すぎです。
カウンセリングは、あなたのすべてを聞いてくれ、すべてを受け入れてくれる場です。
一方で、面接試験は、あなたが面接官にプレゼン(自分の売り込み)をする場です。
方向が全く逆なのです。
カウンセリングでは、カウンセラーがあなたに合わせてくれます。
面接試験は逆です。
面接試験は、あなたが「面接官が求める人材」に寄せていかなければなりません。
面接とカウンセリングでは、「あなたの話を聞いてくれる」…という点では同じです。
自分のことに関心を持ってくれて、聞いてくれるので、試験だとわかっていても、つい無意識レベルで嬉しくなってしまうのです。
カウンセリングと面接試験は、似て非なるものです。
でも、似ているからこそ受験生には厄介なのです。
面接は、私が君を「審査」する場
君が「警察の基準」に合わせてきなさい
「だろう病」「はずだ病」に罹っていませんか?
- 分かってくれるだろう
- 熱意を伝えれれば合格できるはずだ
「だろう」「はずだ」は警察の面接試験では通用しません。
面接官がすべての「基準」なのです。
無意識が働く領域なので難しいですが、
「面接試験はカウンセリングではない!」と意識しておくだけで、ぜんぜん違います。
ここは押さえておきたいところです。
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「似ているが違うもの!」
意識しておくだけで全然違うよ
添削結果と講評
添削の最後に、Nさんの書いた志望動機の良い点と不十分な点を整理してみましょう。
評価できる点
- 志望部署が決まっている
改善が必要な点
- 志望外のニュースを選んだ
- 研究不足部署に安易に手を出した
- 「○○すべき」と評論家コメント
- 警察官としての姿が見えない
- 「分ってくれるはず」誤った認識
評価点 40点
(合格レベルは60点以上)
40点とかなり厳しい評価となりました。
この面接カードを書いた段階では、合格圏内には到達していません。
ただNさんは、早い時期から「面接カードに取り組みたい」と意欲を持って、面接カードにチャレンジされました。
それが、Nさんにとって大きなプラスになりました。
早い時期から私の指導を受けることができ、時間をかけて、私と二人三脚で面接カードにじっくり取り組むことができたからです。
結果として、Nさんはその年、第一志望の警察官採用試験に見事合格されました。
新しく生まれ変わった面接カードが、Nさんの合格のカギになりました。
最初は誰もが、最初のNさんと同じくらいの内容しか書けないものです。
でも、正しい方向性で学びを続ければ、短期間でも、必ず良いカードが書けるようになります。
あなたも、ぜひ、熱意だけはNさんに負けないで取り組んでほしいです。
応援できるところは応援していきますので、一緒に頑張っていきましょうね!
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模範解答
最後に、Nさんの答案の添削をもとに、模範解答です。
ポイントも一緒に押さえておきましょう。
千葉県で発生した飲酒運転のトラックによる暴走事故が印象に残っています。登校の列に突っ込み5人の児童が死傷する痛ましい事故でした。
↑【ポイント①】
ニュースは「志望部署」からチョイス
このニュースを取り上げた理由は、飲酒運転の危険さと対策の難しさを改めて感じたからです。
↑【ポイント②】
そのニュースを選んだ理由を簡潔に
飲酒運転は重大な犯罪です。
飲酒運転の撲滅には、当事者の意識改革と、そもそも飲酒運転をさせない仕組み作りが不可欠だと考えます。
↑【ポイント③】
自分の得意領域に面接官を「誘導」
私が警察官になったら、すべての事業所を巡回連絡し当事者に直接働き掛けるとともに、飲酒運転をさせないまちづくりに貢献したいです。
警察官一人一人の活動で社会を良くできればと思います。
↑【ポイント④】
「私が警察官になったら」で締める
(246文字)
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面接カードで気を付けたい
重要ポイント「5選」
Nさんの添削振り返りから
今回は、Nさんが実際に書いた面接カード「最近のニュース」欄の添削を一緒に見ていきました。
Nさんの添削のポイントは次のとおりでした。
【ポイント1】
希望部署のニュースを選ぶ
Nさんは、交通課志望にもかかわらず、面接カードでは生活安全のニュースを選びました。
これが、失敗の原因になりました。
Nさんは、交通警察のことはかなりよく研究していました。
飲酒運転や横断歩行者妨害について、県警の施策を調べていました。
そのNさんであれば、やはり、志望部署である交通部のニュースを選んだ方が有利です。
最近関心を持ったニュースでは、必ず「志望部署のニュース」を選んでください。
【ポイント2】
自分の「有利」に面接官を誘導せよ
面接カードは、書き方次第で、自分の得意分野に面接官を誘導できます。
今回のように、「最近関心を持ったニュース」欄だけでなく、「自己PR/長所」欄でも、「趣味/特技」欄でも、「スポーツ歴/文化歴」欄でも、自分の得意分野のことを書くことで、自分の土俵に面接官を誘導できます。
面接試験は、時間にして15分~20分間です。
決して短くない時間です。
その限られた時間を、できるだけ、自分の有利になるように使わなければなりません。
これを書いたら得か?
これを書いたら損か?
…損か得かで、面接カードの内容を、今いちど見直してください。
【ポイント3】
面接はカウンセリングではない
私たちはふだん、人から丁寧に話を聞いてもらうことに慣れていません。
これは試験だ…と分かっていても、無意識レベルで、自分に関心をもってもらって話を聞いてもらえることが嬉しくなります。
私たちは、ここで、心の中でしっかりと「線引き」をしていなければなりません。
私たちは、「審査される側」です。
プレゼンを「する側」です。
一瞬も気を許してはいけません。
なにしろ、こちらは人生がかかっているのですから。
カウンセリングの誘惑を強く感じてしまいそうな人は、事前に「模擬面接」を受けておきましょう。
学校の就職課や進路指導室でもいいです。ハローワークのジョブカフェでもいいです。
本番の面接試験を受験する前に、一度、しっかり自分の話を聞いてもらえる体験をしておくことをお勧めします。
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【ポイント4】
NGワード「警察は~すべき」
「警察は~すべき」
「警察は~しなければならない」
…これは、面接官を不快にするNGワードです。
これを使うと、面接官の心証をかなり悪くします。絶対に避けましょう。
面接官が聞きたいのは、あなたの「当事者意識」です。
・警察官として、何がしたいのか?
・警察行政職員として、どんな問題意識があるのか?
もともと、面接試験はこれを伝える場です。
あなたは、テレビのコメンテーターではありません。
面接では、常に「わたしは」を主語にして、面接官に自分の熱い思いと行動を伝えてほしいです。
【ポイント5】
代わりに使いたい「警察官として~したい」
「~すべき」というNGワードの代わりになる言葉もご紹介しました。
最後の「締めの部分」では、
「警察官として~」
「警察行政職員として~」
との書き出しではじめて、なった時の抱負を書いてください。
面接官に、警察官になったあなたの制服姿をイメージさせるのです。
市民のために貢献しているあなたの姿を、自分でも強く意識してください。
「警察官になったら」
「警察行政職員になったら」
この言葉は必ず使って、文章を締めます。
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面接カードは事前に準備できる
もっとも効果的な面接対策だ
面接カードはあらかじめ準備できる
面接カードは、面接試験で一番重要な書類なのに、実は「事前に」準備ができるものなのです。
ここは、結構大事なところです。
一番重要なのに、あらかじめ、試験を受ける前に準備ができるものなのです。
面接カードのこの特性を、ぜひ覚えておいてほしいです。
長年、採用試験を担当してきた元警察人事がはっきり断言します。
面接カードがしっかり書ければ、それだけで合格できます。
私の経験上、面接カードが良くて落ちた人を、見たことがありません。
しっかり面接カードを書いてください!
それだけで、ほぼ合格します。
では、「良い面接カード」とはどういうものをいうのでしょうか?
どんな面接カードを書ければ、合格できるのでしょうか?
次に、合格する受験生の面接カードの特徴をご紹介します。
合格者の面接カードの特徴
これは、私が実際に指導に当たり、合格してきた受験生が書いた面接カードの特徴です。
実際に合格者が書いている面接カードの特徴を列記していきます。
1つ目の特徴は、「警察の研究(仕事の理解)」が進んでいることです。
2つ目は、警察研究以前のものです。
私はそれを「普通力」と言っています。
抽象的な言葉が並びましたが、合格者の面接カードは、警察の仕事のことをよく理解しているのが分かります。
読んでいる面接官からすると、その差は一目瞭然です。
あなたにお願いしたいのは、良い面接カードを書くために努力をしてほしいということです。
良い面接カードは、合格に直結します。
試験の前に、十分に準備する時間が与えられていますので、とにかく「面接カード・ファースト」で、受験戦略を立ててください。
いますぐに、面接カードに取り掛かります!
良い面接カードを書くことは、合格のための必須科目ですので!
【まだ間に合う!】
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面接カードに早く取り掛かろう!
良い面接カードを書くことに全集中しよう!
模範答案を「丸写し・丸暗記」しよう
面接カードを短期間に上達させる方法は、「模範答案の丸写し・丸暗記」勉強法です。
「我流」で書く面接カードには、大きな限界があります。
我流の面接カードは、警察情報が足りず、内容も洗練されていません。
とても、厳しい警察面接官の追及に、太刀打ちできないでしょう。
しかも、いつまで経っても良いものにならないのです。
模範答案には、「合格」のエッセンスが詰まっています。
警察面接には「警察の正解」が必要です。
良いものにたくさん触れ、「正解」をどんどん吸収していけば、自然と「ゴール」は近づいてきます。
模範答案の「丸写し・丸暗記」をお勧めします。
模範答案を「丸写し・丸暗記」する
それが一番の近道だ
あなたに贈るエール
警試塾は、頑張るあなたを全力で応援しています。
警試塾に来られて、いまこれを読んでくださっているあなたを本当に応援してあげたいです。
採用試験は、楽ではありません。
あなたも、これまで苦労されてこられたと思います。
だからこそ、あなたには「無駄な努力」をしてほしくないです。
どうせ苦労し、努力するなら「価値ある努力」をしてほしいです。
「価値ある努力」をあなたもできます!
受験は要領です。
ラクに、効率的な方法があるのです。
それは、採用試験を知る元警察人事だから分かることです。
合格というゴールから、内が必要なのか「逆算」できるからです。
これから警試塾でもっと学びませんか?
光の道を歩み、光あるゴールテープを、あなたと一緒に切りたいです。
ご縁がありましたら、ぜひ警試塾にお越しください。
なかなか合格できないあなたをこそ、助ける塾ですので。
【警察は「暗記」で勝つ】
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あなたを最後まで応援しています。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
(完)
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