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面接カード対策

面接カード添削塾「最近のニュース」編【警察官第1回】

面接カード添削塾へようこそ(ページの最後に必見「模範解答」掲載)

「一次試験は合格したけど、面接カードをどう書いたら良いのか悩んでいる」、「とりあえず書いてみたけど、これで合格圏内の出来か自信がない」…あなたは、このようなことで悩んでいませんか。また、もしかすると「面接カードくらい、みんなと同じくらいに書いていれば大丈夫だろう」…と、面接カードの重要性を知らずに、軽視してテキトーに書いてしまっていないでしょうか。

Nさん

塾長!一次試験に合格しました!

面接試験の指導をよろしくお願いします!

キミマル塾長

一次試験の合格おめでとうございました!

いよいよ面接試験ですね

さっそく「面接カード」の作成から始めなきゃだね

Nさん

「面接カード」?それ何ですか!?

重要な書類なんですか?

キミマル塾長

面接官からの質問の土台になる重要な書類!

面接カードの出来面接試験の良し悪しが決まるよ

面接カードの準備をしてない受験生に差をつける大チャンス!

Nさん

確かにチャンスですね!

でも、書き方が全然わからないです

わかりやすく教えてくれますか…

キミマル塾長

お手伝い、任せてください!

一緒に頑張っていきましょう

面接カードは努力しただけ結果が返ってくるよ!

実は、多くの受験生が、面接カードの準備を十分に行わず提出してしまっています。勢いで・テキトーに書いてしまうと、大きな大きな損になってしまうのです。

なぜなら、面接カードは、面接試験で面接官から受ける質問の土台になるものだからです。「これを書くことで、このような質問を誘導できる」「これを書いたら、断然トクになる」などとち密に、戦略的に計算して書かなければならないものだからです。

私は、勤続34年の元警察官で、そのうち7年間を警察本部の人事課で勤務しました。人事課では、主に採用試験の担当を務めましたので、試験の裏事情や面接官の心理まで深く理解しており、どうすれば警察の試験に合格できるのか、誰よりもよく知っています。さらに、人事異動で人事課を離れた後も、警察本部から「シニア・リクルートリーダー」を務め、長く多くの受験生の受験指導に当たってきました。

今回の記事では、実際に過去の受験生が書いた面接カードの一部「最近関心を持ったニュース」に絞って、それを添削する形で解説を進めます。キャリアと実績を積んだこの私が、あなたが面接試験に合格するために必要な「面接カード」の作り方について詳しく解説していきます。

この記事を読み終わるころには、あなたは自信をもって面接カードの「最近関心を持ったニュース」項目を書けるようになっています。「書かなければならないポイント」が分かり、逆に「書いてはいけないのに、つい書きがちなNGワード」を避けることができるようになります。そして、十分に準備できたあなたの面接カードを、自信をもって提出することができるようになっているでしょう。

記事の最後には「模範解答」も付けています。面接カードを短期間で上達させるには「模範答案の丸写し・丸暗記勉強法」も効果的です。ぜひ最後までご覧になって、あなたの合格に必要なものを持って帰っていってください。

キミマル塾長

面接カードを基に面接試験で質問される

戦略眼をもって、どう書いたら「トク」か考えよう

「模範答案の丸写し・丸暗記法」も効果的だよ

解説に入る前に、今回の記事の結論です。

面接カードは「下書き」を必ず書こう
先輩警察官

ぼくも最初は面接カードの重要性を知りませんでした…

面接試験当日に「ホントしっかり書いてて良かった」て思いました

塾長にいっぱい添削してもらい合格できました!

【あわせて読みたい】
①面接試験で「なにが質問されるか不安」悩んでいませんか?
『何が出るか問題』はここでもう終わりにしてください。警察の面接は、この「300問」すべてです。他に必要ありません。試験に精通した元警察人事が、全300問を伝授します
②一番大切な面接試験で…いま、あなたがやるべきことは何ですか?
答えは「警察研究」と「面接の回答準備」です。
でも「なにから手をつければいいか分からない…」悩んでいませんか?
面接の合否は、結局は「この警察フレーズを言えるか言えないか」です。
日本初の本格的警察面接対策「全模範回答集」をぜひご覧ください。これで警察に絶対に合格できる!渾身の1本です。
 

Nさん(警察官 22歳 男性 交通課希望)の答案添削

Nさんが書いた「最近のニュース」欄

Nさんは某私立大学理系の4年生で、警察官受験のほか大学院を併願していました。Nさんから相談を受けた大学の就職課が、私に「指導をお願いしたい」と依頼されてきたのでした。Nさんは、すでに大学院に合格していましたが、警察官になりたいとの気持ちが強く、合格するまで毎年受けると話しておられました。この年、1回目の受験で見事に第一志望の県警に合格することができ、現在は、警察官1年生として某交番で勤務されています。

なお、私が実際に受験生を指導している警試塾では、面接カードを受験生同士で読み合う「相互読み」をしてもらっています。マークシート試験では順位や偏差値などを数値されますが、面接カードの内容は数値化ができないため、自分が他の人と比べてどの程度の出来なのか分かりません。ほかの人の書いたものを見ることで、

  • 自分の優れている点・足りない点
  • 相手の優れている点・相手の足りない点

が見えてきます。ほかの受験生の答案を読むことで、あなた自身の「今」を知ることができますよ。

それでは、Nさんのご了解をいただきましたので、さっそくNさんが書いた面接カード「最近のニュース」欄を見ていきましょう。

Nさんの「最近のニュース」欄を読んでみて、いかがだったでしょうか。あなたならどう書くでしょうか。ご自身が書いたものと比較をしながら学ばれてください。

アイコン名を入力

Nさんの最近のニュース欄

「良いな」「私ならこうは書かない」などぜひ指摘してみてください

面倒な作業ですが、この指摘の作業があなたの成長を促進させるよ

Nさんの第一段落

取り上げるニュースの選択ミス

Nさんの書いた文章には3段落ありました。1段落ずつ順に、解説していきます。

内容に入る前に、取り上げたニュースについて確認しましょう。Nさんは、「テラスハウス」という番組に出ていた女性出演者がSNSで誹謗中傷を受け自殺したニュースを取り上げました。当時大きな話題となったニュースです。

Nさんは、警察官志望らしく正義感のある男性でした。こういった「弱い者いじめは許せない」と強い口調で話していました。その思いは貴重だと思うのですが、交通課を希望するNさんが面接カードでこのニュースを取り上げたことは適当でしょうか?

Nさんは交通課希望です。実際、面接カードの志望部署欄では「高齢者が犠牲になる事故を1件でも減らせるよう貢献したい。交通事故は被害者だけでなく加害者の被害者になる」と交通事故抑止に熱い思いを語っておられました。その方であれば、やはりこの最近関心を持ったニュース欄では、交通関係のトピックスを取り上げてほしかったです。読んでいる面接官としては、この受験生に警察官の適性に疑問を感じてしまいます。

面接官

あれだけ熱く交通のことを語っていたのに…

ここで刑事や生活安全?

一貫性がないな…

面接官

芸能人ネタ!?…勉強不足まる出し!

もっと他に新聞やニュース見てないのかな

取り上げるニュース

志望部署に合ったニュースを選ぼう

※交通志望のNさんは「交通」からニュースを選ぼう

確かにネット誹謗中傷を立件したという意味で、警察官が関係はあるのですが、基本的に「芸能人ネタ」は避けた方が無難です。安易に芸能人ネタをチョイスすることで、面接官から「他に新聞やニュースを見ていないのかな」「勉強不足を感じる」「軽い」…そんな感じで見られてしまいます。

また、「誰もが取り上げそうなネタ」もできるなら避けた方が良いでしょう。例えば「上級国民」で世間の関心を集めた池袋暴走死傷事故が起きた時、警察官受験生の多くが、この上級国民ネタを面接カードで使用していました。しかし、これを読む面接官はどう思うか、一度考えてみましょう。受験生の添削をしていた私でさえ「また、これか」とおもったのですから、面接官もさぞウンザリしたことでしょう。

ただ、「誰もが取り上げそうだから」という理由なら避けた方が良いと思っていますが、人と同じネタでも、「独自の視点」があるような場合は例外です。面接官を「おっ!ちょっと違う切り口だな」と思わせる理由があるなら、取り上げていただいて大丈夫です。面接官も、それはわかってくれます。

避けるのが無難なネタ
  • 芸能人ネタ
  • 誰もが取り上げそうなネタ

自分に有利な受験戦略を採用しよう

実は、Nさんは、Nさん自身気がづかないうちにもう1つ大きな失敗を犯していました。それは「勉強不足」の生活安全警察にまで首を突っ込むことでした。

Nさんの失敗ポイント

Nさんは志望する交通課の勉強を進めていた

 ↓

勉強不足の他部門にまで首を突っ込み、自ら墓穴

受験戦略として、交通・刑事・生活安全・警備・地域・警務…すべての部門を深く勉強することは不可能です。すべての部門を勉強することは現実的な受験戦略ではないです。

それよりも、面接カードで有利になるよう戦略を巡らせましょう。戦略は2つあります。

もしかすると「広く浅く知って、どんな質問にも答えられるようにしておきたい」というお気持ちがあるかもしれません。でも、面接カードを「交通」関係一色で書いておけば、当然、面接官は交通の質問をしてきます。「交通課志望しています」という受験生に、生活安全の質問をする面接官はいません。そんな面接官はいませんので、どうぞ安心してください。つまり、1つ目の戦略は、1つの部署を徹底的に深めて勉強する、ということです。そうすることで、自分の得意領域に面接官の質問を誘導することができます。

戦略の2つ目は、努力を最少化して、余った時間をもっと他のものに費やすことです。受験勉強は、時間との勝負です。Nさんの犯した失敗のように、交通と刑事の2領域を同時に勉強することは時間の浪費です。できるに越したことはないのですが、現実問題としてできないです。

この場合、刑事に振り向ける努力量があるなら、より効率的で要領の良いものに振り向けましょう。具体的には、刑事を勉強せずに余った勉強量を、

  • 交通の勉強をもっと深める
  • 志望動機をもう一度書いてみる
  • 論文試験の答案練習をする
  • 警察法2条を暗記する

といった、より総合得点力の高い勉強に振り向けたいです。

【戦略】部門を絞る目的
  1. 得意分野に面接官の質問を「誘導」する
  2. 「得点アップ」できるものに優先注力
キミマル塾長

部門を1つに絞った方が断然有利!

面接試験はカウンセリングではない

私は、臨床心理士の資格も持っていますので、面接試験とカウンセリングを明確に区別することができます。面接官とカウンセラーの視点は全く違います。カウンセリングは、カウンセラーがあなたの話に合わせてくれます。でも、面接試験では、あなたが面接官に合わせなければなりません。

ここに、受験生が無意識に犯す間違いがあります。それは、面接試験を、カウンセリングを受けるように受験してしまう、というところです。

Nさん

「熱い思いを伝えれば、面接官に伝わるだろう

「正義感あふれる言葉だから、評価してくれるだろう

面接官

ここはカウンセリングじゃないんだよ

「だろう」「はずだ」で言われてもね

面接はあなたが「こちらの基準」に合っているかどうかだけ

「だろう」「はずだ」は警察の面接試験では通用しません。面接試験はあなたが基準ではなく面接官が基準なのです。

  • 交通課を希望しながら刑事のニュースを話す人も
  • 芸能人ネタを厚く話す人も

面接官からすると「ここはカウンセリングじゃない」になります。バッサリと低く評価されてしまいます。

少し厳しい表現でごめんさない。

でも、ここは多くの受験生が考え違いをしやすいところです。「審査を受けている」という面接官の目線を少しでも持ってもらえるよ良いカードになりますよ。

キミマル塾長

面接試験は警察官に向いているかの「審査」です

  • 選ぶニュース
  • 考え方

面接官目線(求められるもの)自分を合わせる

Nさんの第三段落

傍観者的な書き方はNG

順序は逆になりますが、先に最後の第三段落から解説します。

Nさんの書いた面接カードの中で、ここは一番減点の大きいところです。どこが減点になるかわかりますか?

Nさんの表現を見てみましょう。そこには「取り締まりの強化や…(中略)…広めていくべきとあります。ここが書き方として一番いけないところです。

テレビで、お昼のワイドショーを見たことがあると思います。ワイドショーに出ている評論家やコメンテーターは、「責任のない立場」から、世の中で起こった出来事に批判や批評を加えています。しかし、あの評論家のコメントに「違和感」や「反発」を感じたことはないでしょうか。少し手厳しい表現でごめんさないですが…彼らは実に無責任です。視聴者の受け(視聴率)さえ良ければ何を言っても良い立場です。

あなたは、ワイドショーの評論家になっていませんか?

無責任な立場から「高みの見物」をしていませんか?

Nさん

「取り締まりや…教育を広めていくべきです」

面接官

君は何者?

警察評論家なん?

面接官

警察官を受験しに来て「無責任」なことを言わんでほしい

NGワード
  • 「警察は~すべき」
  • 「警察は~取り組まなければならない」

など他人事のような言い方

あなたは違います。こういったことはしません。あなたが今日この面接試験に受験しに来た目的は何だったでしょうか。「警察官になるため」ですよね。ならば、「具体的」にあなたが警察官としてどのように取り組み、どのようにそれを解決したいのか、あなたの生き生きとした「警察官像」を面接に示すのです。「するべき」「しなくてはならない」…これは、面接官が大嫌いなNGワードです。

ポイント

評論家になるな!高みの見物をするな!

警察官と働いている「あなたの姿」具体的に語れ!

キミマル塾長

あなたの具体的な『警察官としての姿』

これを面接官に見せてください

ですので、ここでNさんには、交通警察官になった自分の姿を自分自身で思い描いてほしいです。「痛ましい交通事故を1件でも減少させたい」「高齢者を交通事故から守りたい」という熱い思いのあるNさんです。その思いがしっかりとあるのですから、書かないと面接官に伝わらず、もったいないです。ぜひその思いや抱負を面接カードに書き込んでほしいところです。

Nさん

「私が警察官になったら、高齢者の安全教育を積極的に行い、交通死亡事故抑止に貢献していきたいです」

塾長…こんな書き方ではどうでしょうか?

キミマル塾長

これは良いです!一気に合格レベル到達です!

Nさんの「制服姿」まで浮かび上がってきました!

正しい書き方
  • 「私が警察官になったら~に取り組みたいです」
  • 「私が警察行政職員になったら~に貢献していきたいです」

文章の最後は、あなたが「警察官になって具体的に働いている姿」を伝えよう

Nさんの第二段落

勉強不足の生活安全について書いた結果は…

順番を逆にしましたが、最後にNさんの第二段落を見てみます。

ここでは、交通志望の受験生が、勉強不足の部門について書くとどうなるか、ということが「悪目立ち」しています。例えば、生活安全部門で、インターネットやSNSのことについて面接カードで言及しようと思う場合、

  • 【子ども対策】ネットいじめ
  • 【少年対策】 福祉犯(援助交際・売買春)
  • 【女性対策】 ストーカー・DV
  • 【成人対策】 誹謗中傷・名誉棄損・大人のいじめ
  • 【経済事犯】 マネーロンダリング
  • 【環境犯罪】 偽ブランド・闇サイト
  • 【高齢者対策】特殊詐欺・フィッシング詐欺

といったことを頭に入れておくと深みが出てくることになります。でも、交通の勉強をしながら、これらの勉強をするのは無理ですよね。Nさんにも無理でしたし、そもそもNさんは生活安全警察のことを全く勉強せずに、面接カードに手を入れています。これでは、良い文章が書けるはずはありません。

当然、面接官にもそれは見透かされます。見透かされるだけならまだしも、手厳しい質問を自ら誘導してしまいかねません。

Nさん

「SNSは顔が見えないからこそ、軽い気持ちで書いてしまう人もたくさんいると思います」

(第二段落)

面接官

(心の声)話題のニュースを書いているだけだ

文字を埋めればいいってものじゃない

テキトーに書くな!

面接官

(質問してやろう)

「SNS犯罪の現状と課題について説明してみて」

Nさん

「えっ!?

すみません。分かりません。勉強不足です」

(心の中)交通しか勉強してないよ…答えられるわけないよ

面接官

自分で書いてて…自分で答えられないんだ

どういうこと?やる気あるのかな

面接カードで、勢いでテキトーな記載をしてしまうと、面接試験でこのように手痛い失点につながってしまう可能性が高いです。

キミマル塾長

面接カードを準備しないで書くと大変なことになるとわかりましたか?

Nさん

ほんとうですね…テキトーに書いていたんですね

何も考えず準備しないで書くと本当にコワいですね…

Nさんの「最近のニュース」欄の講評

添削の最後に、Rさんの書いた志望動機の良い点と不十分な点を整理してみましょう。

Nさんの「最近のニュース」欄 講評

評価できる点

  • 志望部署が「交通」と明確に決まっている ←【VeryGood!】

改善が必要な点

  • 交通志望なのに生活安全のニュースを選び軸がブレてしまった
  • 生活安全の勉強はしておらず行き当たりばったりの選択になっている
  • 「熱意を書けば面接官はわかってくれるだろう」と誤った認識がある
  • 批評家的に「警察は○○すべきだ」と書いてしまっている
  • 自分が「警察官として貢献している姿」を伝えていない

評価点  45(合格レベルは60点以上)

45点とかなり厳しい評価となりました。現在の記載内容では合格圏内到達していないレベルです。ただ、「受験勉強を開始した直後に面接カードに取り組みたい」と意欲を持ってチャレンジしたことはNさんにとって大きなプラスになりました。

この後、Nさんは何度も何度も面接カードを書き直し、以下の模範答案ような記載にして提出し、その年見事に第一志望の警察官採用試験に合格されています。

面接カードを十分に準備して書くことは、試験合格のカギになります。最初は誰もが、これくらいの内容しか書けないものですが、正しい方向性で学びを続ければ、短期間でも必ず見違えるような答案が書けるようになります。Nさんの熱意に学びたいものです。

キミマル塾長

十分準備された面接カードは「試験合格」のカギ!

先延ばしせず「早めに」面接カード作成に取り組もう!

模範解答例

以上、Nさんの答案の添削を基に、最後に模範解答例です。

大阪府警守口警察署
大阪府警察官

守口PSです。どうぞ

新庁舎は淀川の東に建て替えられました

警察官に採用されると最初はこういった警察署に配属になるよ

まとめ

Nさんの添削ポイントの振り返り

今回は、Nさんが実際に書いた面接カード「最近のニュース」欄の添削を一緒に見ていきました。Nさんの添削のポイントは次のとおりです。

【ポイント1】希望部署に合ったニューストピックスを選ぼう

交通志望のNさんが、生活安全警察のニュースを選ぶと、面接官からは生活安全警察の質問も受けることになります。交通も生活安全も、と複数の部署を学ぶ余裕はないです。それよりは、交通警察一本に絞って学んだ方が有利です。そのためにも、選ぶニュースは交通を選びましょう。

【ポイント2】「得意分野」の質問がされやすいよう面接官を誘導できる

自分が志望しているニュースを選べば、自分の「得意分野」の交通警察の質問を受けやすくなります。そうしたらしめたものです。そうすることで、「想定の範囲内」で面接を受ける時間が増えます。しかも、得意分野ですから、よりしっかりした回答を準備できます。

【ポイント3】面接試験とカウンセリングを混同しない

カウンセリングでは、カウンセラーがあなたの話にすべて合わせてくれます。すべてを共感して受容してくれて、あなたの勇気や行動を励まします。しかし、面接試験はそれとは真逆です。

面接試験は、「あなたが」面接官の意図に合わせなければなりません。あなたの話に共感してくれたり受容してはくれません。あなたが警察官としてふさわしいか、そのふさわしさの質を「審査」しているだけです。励ましてもくれません。むしろ、目ざとくあなたの足りないところを見つけたら追及し、あなたを試します。

これははっきりと区別してください。あなたが受けているのは、カウンセリングではありません。それとは真逆の面接試験なのです。

【ポイント4】面接カードのNGワード「警察は~すべき」

「警察は~すべき」「警察は~しなければならない」…これは、面接官を不快にするNGワードです。これを使うとイタイです。面接官の心証をかなり悪くします。絶対に避けましょう。

【ポイント5】代わりに使いたい「警察官として○○に取り組みたい」

「~すべき」のNGワードの代わりに、「警察官として○○に取り組みたい」を使いましょう。面接官があなたに求めているのは、評論家としてのコメントではありません。警察官になったら…あなたが制服を着たら…市民のためにどのように貢献したいと思っているのか、ということです。ここは志望動機にもつながります。「○○に取り組みたい」を文章末に使用すると効果的になるでしょう。

あなたに贈るアドバイスと渾身エール

あなたに贈るアドバイス

ここまでお読みいただきありがとうございました。ここまで読んで頂いたあなたに、少しでも有益な情報をお届けできればと願い、最後に私からあなたにアドバイスをお贈りします。

面接カードは「事前に準備できる」面接試験対策

実際の面接試験では、どのような質問が来るか予想できません。それに対しては、対策が全く打てないようにも思えます。しかし、私たちには面接カードがあります。面接カードに沿って質問されることは多いです。ならば、自分が得意とする分野の話であれば「想定の範囲内」に置くことができます。面接時間中の少なくとも数分間は「自分の支配下」に置くことができるのです。

面接カードは「事前に準備できる」面接試験対策です。自分でコントロールできる時間を少しでも増やすために、面接試験を軽視せず、しっかり準備しなければならないもの、と考えて準備してください。

キミマル塾長

【事前準備する受験生】

圧倒的に有利に戦う勝者です!

とにかく面接カードに早く取り掛かろう!

「試験会場」で書く都道府県警は特に注意

警視庁や大阪府警などのように二次試験の試験会場で、面接カードを書かせる都道府県警があります。他の県警のように、事前に書いて期限までに提出、というのであれば、ある程度準備して書くこともできます。特に、試験会場で「ぶっつけ本番」的に書かかされると、なおさら良い面接カードが書けなくなります。

警視庁や大阪府警・神奈川県警など、試験会場で書く都道府県警を受験する受験生は面接カードで大きな差ができます。ライバルに大きな差をつけるチャンスです。

警視庁や大阪などを受験する場合は、他の都道府県警よりさらに準備が必要と覚悟して、事前に下書きと練習を繰り返して、準備して臨みましょう。大きな結果を手にすることができますよ!

キミマル塾長

警視庁や大阪府警などは試験会場でカードを書く

でも、条件はみんな一緒です!

むしろライバルに差をつけるチャンスです。ここで学んで一気に差をつけよう!

模範答案を「丸写し・丸暗記」して覚えてしまおう

面接カードを短期間に上達させるのに一番有効な方法は、「模範答案の丸写し・丸暗記」勉強法です。我流で書いていては、いつまで経っても上達できないです。模範答案には、警察面接に合格できるエッセンスが詰まっています。「正解」に触れ、「正解」を丸暗記するほど繰り返し書いて写せば、自然とゴールに近づきます。

「丸写し・丸暗記」勉強法を強くお勧めします。

男子受験生

Nさんの添削を読んで、何となくポイントはわかりました…

でも結局「僕の」面接カードはどうやって書けばいいんでしょうか

キミマル塾長

模範答案を「丸写し・丸暗記」してください

それにあなたのものを付け加えるイメージでOKです

男子受験生

面接カードの他の項目…

「志望動機」や「自己PR」などの模範答案も見たいです

キミマル塾長

「志望動機」や「自己PR」アップしています

ぜひ以下のリンクからご覧くださいね

他の記事も覗いてみよう(他項目の「模範答案」多数あり)

警試塾では、あなたに参考になる記事を他にも書いています。下記に必要な記事を厳選しました。リンクを貼っておきますので、お時間があれば、一度覗いてみてください。

【面接カードの他の項目の書き方について】
【面接カードについて】
【面接試験対策について】

あなたに贈る渾身エール

警試塾は、頑張るあなたを全力で応援しています。警試塾に接してくださったあなたが、この採用試験で絶対に成功されますことように!あなたが少しでも受験で苦しむことがありませんように!苦しい今の時期に「希望」と「光」に包まれますように!あなたが今日も心穏やかに全力で試験勉強に打ち込めますように!あなたの周りの人々が心へいおんでありますように!心からお祈りしています。心から応援しています!!

今が一番苦しい時期!絶対合格できる!最後まで諦めずがんばれ!応援しているよ!

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。警察官に絶対に合格するため、また次のページでお会いしましょう。

(完)

 
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元警察人事で勤続34年の元警察官 現在は大手公務員予備校で警察試験専任講師、国立大学就職課警察試験担当指導員 日本で唯一の本格的警察採用試験指導塾「警試塾」運営
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