警察官採用試験の勉強を始めようと思っても、

「何から始めればいいの?」
「とりあえず筆記試験の問題集を解けばいい?」
「面接対策は一次試験に受かってからでも間に合う?」

と迷う人は多いと思います。

警察官採用試験は、勉強する「順番」が重要です。

教養試験の問題集から始め、
   ↓
一次試験に合格してから面接対策を始める――。

教養試験の勉強から始め、一次試験に合格してから面接対策へ進む――。
これはよくある試験対策の進め方ですが、警察官採用試験では、私はおすすめしていません。

私は警察本部人事課で7年間、実際の警察官採用試験に携わり、多くの受験生を「採用する側」から見てきました。

特に受験対策の初期段階では、
 🔺「何を」勉強するか だけでなく
 ⭕️「どの順番で」準備するか 
が重要です。

順番を決めずに筆記試験だけを進めると、一次試験後に面接カード・論作文・面接準備が集中し、時間に追われやすくなります。

警試塾では、警察官採用試験では、早い段階から、

  • 志望動機を書いてみる
  • 志望部署を決める
  • 面接で使える「勝負フレーズ」を増やす

ことが重要だとお伝えしています。

そこでこの記事では、警試塾で実際に受験指導に使っている勉強の順番を、「合格までの9ステップ」として公開します。

何から始めればよいか分からない人は、まずここで試験対策の全体像をつかんでください。

【「9ステップ」イメージ図:合格者は学ぶ順番が違う】

【最終記事更新日 2026.9】

もくじ

結論|警察官採用試験は「3段階・9ステップ」で進める

警試塾がすすめている基本的な流れは、次の3段階です。

準備期|警察と自分を知る

STEP1 警察官として必要な「必須警察情報」を知る
STEP2 「志望部署」を1つ決める
STEP3 「自分の長所」を確認する

構築期|考えを言葉にして形にする

STEP4 面接で使える「勝負フレーズ」の暗記を増やす
STEP5 「志望動機」・「志望部署」の初稿を書く
STEP6 論作文の「模範答案の型」を暗記する
STEP7 面接カードの「採点基準」を暗記し完成させる

実践期|対策を仕上げ、本番に備える

STEP8 教養・SPIなど「筆記対策」を仕上げる
STEP9 「模擬面接」で本番対応力をつける

この9ステップには、一つ大きな特徴があります。

面接・論作文対策を「後回し」にしていない
むしろ面接・論作文対策を「先」にする

多くの受験生がするように、
「筆記試験から始めて → 一次に受かったら慌てて面接対策」
ではありません。

「先」に、志望部署を決めます。
「先」に、必要な情報を暗記してしまいます。
「先」に、志望動機に早めに着手してしまいます。

❌ 筆記試験だけを先に進める
⭕️ 筆記と並行して、面接・論作文も早く始める

これが、警試塾の基本的な考え方です。

重要|筆記試験はステップ8まで待つという意味ではない

ただ、ここは誤解しないでください。

「筆記対策」がSTEP8になっているからといって、STEP7が終わるまで筆記試験の勉強をしてはいけない、という意味ではありません。

教養試験、SPIなどの筆記対策は、必要に応じて最初から並行してください。

受験する警察や試験区分、年度によって試験科目や方式は違います。
まず受験先の最新の採用案内を確認して、一次試験で、

  • どのような筆記試験があるのか(教養orSPI)
  • 論作文試験はあるのか
  • 適性検査・体力検査などはあるのか
  • 申込日・試験日はいつか

ここは確認しておいてください。

私がお伝えしたいのは、
「筆記試験だけを勉強して、面接や論作文の準備を一次試験後まで放置しないでほしい」
ということです。

筆記対策も、必要に応じて最初から進めてください。

ただし、筆記だけに学習時間を集中させず、面接・論作文も早い段階から並行して準備する。
これが警試塾の9ステップで最も大切な考え方です。

なぜ警試塾では、この順番をすすめるのか

私は、現役の受験生だった頃、警察官試験に8回連続で不合格になりました。
当時私は、自分なりに一生懸命に「勉強」しているつもりでした。
それなのに、どれだけ頑張っても結果が出ないのです。

当時の私には、戦略がありませんでした。
いま振り返ると、準備も戦略もなく、ただやみくもに「頑張って」いるだけでした。

「なぜ警察官になりたいのか」
「警察官になって何をしたいのか」
「自分のどんな強みを警察で生かせるのか」

そういった戦略眼がまるでありませんでした。
ずいぶん遠回りをしたと今でも悔しく思っています。

その後、警察官になり、警察本部人事課で「採用する側」を経験しました。
そこで受験生だった頃には見えていなかったことが、たくさん見えるようになりました。

だからこそ私は、筆記試験だけではなく、
・警察を知ること
・自分を知ること
・受かる警察の言葉をたくさん暗記すること

を早い段階から始めてほしいと考えています。

面接対策は一次試験後からでは遅くなりやすい

面接では、その場で上手に話せればよいわけではありません。

志望動機、志望部署、自己PR、長所・短所、これまで頑張ったこと、最近のニュースなど、さまざまな角度から質問されます。

その中心にあるのが、
「自分はなぜ警察官になりたいのか」
という軸です。

この軸は、一次試験の合格通知を受け取ってから数日で作るものではありません。
早く考え始めるほど、調べ、書き直し、自分の言葉へ育てる時間を確保できます。

警察研究・自分の長所・論作文・面接はすべてつながっている

これらは別々の試験対策に見えますが、実際にはつながっています。

例えば特殊詐欺対策に興味を持ったなら、

志望部署を考える
  ↓
志望動機を考える
  ↓
なぜ自分がその問題に関心を持ったのか考える
  ↓
警察の対策を調べる
  ↓
論作文の材料にする
  ↓
面接で自分の考えを話す

というように、一つの学びを複数の試験対策へつなげられます。

これが、警試塾が「勉強する順番」を大切にする理由です。

面接・論作文対策は短期間では完成しない

例えば面接では、「話すだけならなんとかなるだろう」と、ぶっつけ本番で試験に臨めばいいわけではありません。

・志望動機
・志望部署
・自己PR
・長所と短所
・学生時代や仕事で経験したこと
・職務経験
・最近のニュース

…など、さまざまな角度から質問されます。
雑なぶっつけ本番で、なんとかなる試験ではありません。

そこで、それらの質問に共通して必要なのが、
「自分はなぜ警察官になりたいのか」
という軸です。

この軸は、一次試験の合格通知が届いてから「数日」で作るものではありません。
早めに考え始めるほど、内容を深めることができます。

警察の面接試験や論作文試験で「必要なもの」は、短期間では完成できないのです。

早く書き始めると「足りないもの」が見えてくる

面接カードや志望動機を一度書いてみると、自分に足りないものが見えてきます。

「志望部署は決めたけれど、仕事内容を詳しく知らない」
「長所は書けたけれど、それを警察でどう生かすのか説明できない」
「志望動機を書こうとしたら、受験する県警について調べていなかった」

こうした課題が見つかります。

だから最初は、上手に書けなくても構いません。
早く完成させるためではなく、「早く課題を見つける」ために書き始める。

だから、完成度が低くても構いません。
早く一度書いてみることに意味があります。

これがポイントです。

【キミマル塾長はこんな人↓】

警察官30年・警察人事7年の経験を持つ警試塾塾長キミマルの経歴と受験指導の強みを紹介する自己紹介アイキャッチ
元警察人事キミマルの経歴|警察官試験8連敗から採用担当へ警察官試験に8連敗した受験生が、警察官30年・警察本部人事課7年を経て採用担当へ。警試塾塾長キミマルの経歴と、受験生に伝えたい「採用する側」の視点、指導への思いを紹介します。 ...

準備期|警察と自分を知る【STEP1〜3】

STEP1|受験に必要な「必須警察情報」を知る

最初に行うのは、警察について知ることです。

警察官を目指しているのに「警察官が何をする仕事なのか」が曖昧なままでは、志望動機も面接も論作文も深まりません。

ただし、最初から細かなところまですべて覚える必要はありません。

最初に押さえるべきポイントは、次の2つです。

  • 警察官とは「何をする」仕事なのか
  • 警察官に必要な「倫理観」はなにか

この2つを必ず押さえます。
この2つが、警察官受験生なら最初に必ず押さえなければいけない「2つの警察必須情報」です。

自分がなろうとしている「警察官の仕事を知る」

ここがSTEP1のゴールです。

キミマル塾長

まずは「警察官の仕事」と「職務倫理」
 ☝️この2つから押さえよう
細かな知識はその後で大丈夫です

STEP2|志望部署を1つ決める

次に、警察官になったらやってみたい仕事を考えます。
「志望部署」を1つ、決めてしまってほしいのです。

まだ採用されていない段階ですから、いま現在のイメージで大丈夫です。
いま、一番興味がある部署を思い描いてみましょう。

・街のお巡りさんになりたい
・刑事になりたい
・白バイに乗りたい
・災害救助にあたりたい
・音楽隊に入りたい

なんでもいいです。
いま、ポンと頭に浮かんだ部署を、とりあえずの志望部署に決めます。
これで大丈夫です。

まず1つ「仮決め」することで、あなたの警察研究が動き出します。
なりたい警察官のイメージが具体的になってきます。

例えば「子供や女性を守る活動がしたい」と思ったとします。
すると、志望部署は「生活安全課」または「刑事課」となります。
    ↓
「生活安全課」では、子供や女性を守る活動
「刑事課」では、子供や女性の犯罪を検挙する活動
    ↓
すると、

  • なぜ自分はその仕事に興味を持ったのか
  • いま、どのような問題が起こっているのか
  • 誰の、何を守るのか
  • 具体的にどんな仕事をするのか

関心が広がります。
頭の中で考え続けることになります。

この「頭の中で志望部署のことを考え続ける」という状態が大事です。

志望部署は後から変わっても構いません。
いま、ふっと頭の中に浮かんだ部署を「志望部署」にして、そこを土台に、まず歩き出しましょう。

さあ今すぐあなたの
「志望部署」宣言!

私は、警察官になったら(    )課勤務を希望します。

(    )課に入って、《     》で頑張りたいです。

※いますぐ(    )・《    》の中を埋めよう!

(宣言例①)
「私は、警察官になったら、( 刑事 ) 課勤務を希望します。
( 刑事 ) 課に入って、( 身近な犯罪の撲滅 ) で頑張りたいです。」

(宣言例②)
「私は、警察官になったら、( 白バイ ) 勤務を希望します。
( 白バイ隊 ) に入って、( 痛ましい交通事故を1件でもなくしたい) です。」

〖STEP2のポイント〗
志望部署は「仮決め」でOK
早く決めるほど警察研究が具体的になる

STEP3|「自分の長所」を確認する

警察のことが少し分かって、志望部署も決まったら、今度は自分について調べます。

面接では、
「あなたの長所は?」
「その強みを警察官としてどう生かしますか?」
「これまで一番頑張ったことは?」
など、自分自身について説明する質問が出ます。

そこで警試塾では、自分の長所と適性を確認するために「自分の好きなところ100個」を書き出すワークをすすめています。

100個という数字自体が目的ではありません。
自分の中にある材料を、できるだけたくさん「言語化」することが目的です。

例えば、

  • 人から褒められたところ
  • 続けている習慣
  • 苦しいときに頑張った経験
  • 人のためにしたこと
  • 好きなこと
  • 得意なこと
  • 自分なりに工夫していること

などを書き出します。

最初は10個でも20個でも構いません。

書き続けていると、
「自分には意外と継続力がある」
「人の話を聞くことは得意かもしれない」
「地道でコツコツ頑張る部署に向いているかもしれない」
など、自分の特徴が見えてきます。

この材料が、後の自己PR・長所・志望動機・面接回答につながります。

そして何より、受験という過酷な時間を戦い続けるために、大事なご自身の自分の良いところを言語化することで、面接で話せる材料が増え、自信を持って本番に臨む助けにもなります。

【面接に強くなる大切なワーク!】
「自分の好きなところ」100個 書き出す
※孤独な面接室|最後は大事な「自己肯定感」

構築期|考えを「言葉」にして形にする【STEP4〜7】

STEP4|試験で使える「勝負フレーズ」を増やす

ここから、いよいよ構築期です。

警試塾ではこの時期に、独自に「勝負フレーズ」を増やすワークを進めていきます。

警試塾では、面接や論作文で使える、短く、自分の考えを伝えやすい言葉や考え方を「勝負フレーズ」と呼んでいます。

警察官採用試験で自分の考えを的確に伝えるには、警察の仕事や考え方を理解したうえで、面接や論作文で使える『言葉の材料』を準備しておく必要があります。それが、警試塾でいう『勝負フレーズ』です。

警察官を受験するなら、「警察の色」に染まっていただきたいのです。
それが、勝負フレーズの暗記になります。

特に増やしてほしいのは、

  • 「警察官に必要な資質」を伝える
  • 「自分の長所」を的確に伝える
  • 「警察が抱える課題」を把握している
  • 「受験自治体『愛』」を伝える

といったメッセージ性のあるひと言(勝負フレーズ)です。

面接官には、長年さまざまな現場や人を見てきた経験豊富な警察官が含まれます。海千山千の面接官ばかりです。
表面的な言葉ではなく、自分の経験や考えに裏付けられた回答を準備しておくことが大切です。

面接室で、

  • 面接官に自分の考えが伝わるフレーズ
  • 論作文で自分の考えを端的に表せるフレーズ
  • あなた自身の経験に基づくオリジナルの勝負フレーズ

使える言葉の材料が多いほど、さまざまな質問に対応しやすくなります。

暗記する勝負フレーズは「数」が大事です。
警察のことをしっかり研究して、勝負フレーズを増やしていくことが大事です。

暗記する勝負フレーズの目標数は、
 50〜100個
です。
本番で落ち着いて答えるためには、これくらいの材料を準備しておくことを一つの目安にしてください。

試験とは、
すべてを自分で考えるものではありません。
一から全部を、自分一人で考えてはいけません。

事前に良質な材料をたくさん持っておき、本番では質問に合わせて組み合わせて答える。
 ☝️
これが、警試塾がすすめている面接準備の考え方です。

これが「勝負フレーズ」の考え方です。

一人で材料を集めることが難しい人には、警試塾の『警察面接300問 完全攻略』もあります。
警察官採用試験を知り尽くす元警察人事が、試験で必要な良質な勝負フレーズばかりを集めた「勝負フレーズ全集」です。

あなたの受験をラクに、有利にする材料として活用してください。

一人で「勝負フレーズ」を集めるのが難しい方へ

元警察人事が、警察面接300問と模範回答をまとめています。
→『警察面接300問 完全攻略』の内容・無料サンプルを見る

STEP5|志望動機・志望部署の初稿を書く

ここで一度、「志望動機」と「志望部署」を書いてみます。

ポイントは、
まだ完成させなくていい
不完全でいい
ということです。

「志望動機」なら、

  1. なぜ警察官なのか
  2. なぜその都道府県警を受験するのか
  3. 警察官になって何をしたいのか

を、今の自分なりに文章にしてください。

うまく書けなくてもかまいません。
最初から十分な内容を書けない人も少なくありません。

不十分でいいのです。
少しでも書いてみると、
「何について書けばいいのか分からない」
「どんな言葉を使えばいいのか分かっていない」
「このエピソードでは志望動機につながらない」
など、不足しているものが少しでも分かります。

早く書く目的は、早く完成することではありません。
早く課題を発見することです。

ただ、もし可能であれば、警試塾など良い指導者に指導を受けて、このSTEP5の段階で「志望動機」と「志望部署」を十分な内容まで整理できれば、その後の面接対策もかなり進めやすくなります。

【関連記事】面接カード「5つの基礎知識」
【関連記事】面接カード添削塾「志望動機」編

STEP6|論作文の「模範答案の型」を暗記する

いったん「志望動機」と「志望部署」を書いて、早い時期に課題意識を持つことができたら、次は論作文に進みます。

論作文を苦手にしている人ほど、
「文章力がないから書けない」
「後回しにしたい…」
そう思いがちです。

論作文を苦手にしている人は多いです。
しかし、ここで身につけたいのは文学的な文章力ではありません。
論作文試験の答案として読みやすくまとめるための「型」です。

論作文を短期間で上達させるコツは、信頼できる指導者の模範答案をそのまま「丸暗記」してしまうことです。
丸暗記するほど、何度も読み、書き写してみる。
これは、論作文の型を身につけるための有効な練習方法の一つです。

信頼できる指導者の模範答案は、実際の警察の論作文試験の「採点基準」に従って書かれています。
「採点基準」を意識して作られた模範答案を繰り返し読むことで、評価されやすい構成や表現を身につけやすくなります。

では、論作文試験の採点基準はどうなっているのでしょうか。
ここで一部をご紹介します。

論作文試験の採点は、大きく次の2つに分けられます。

  1. 基礎点(50点)
  2. 内容点(50点)

の、合計100点満点になります。

基礎点の50点は、さらに「3つの採点項目」があります。
内容点の50点も、さらに「3つの採点項目」があります。

警試塾では、まず、この採点項目の内容を頭に入れます。
     ↓
その上で、その採点項目を確実に押さえた「模範答案」を暗記します。

大量の模範答案を暗記する必要はありません。
この段階では、たった「2題」を暗記します。

暗記する2題の答案は、次の2つです。
①警察マインド型の模範答案(理想の警察官像・警察官の正義感)
②警察実務型の模範答案(自分の志望部署に関する課題文)

模範答案を暗記するときには、模範答案が、
・『序論』『本論』『結論』の「三部構成」で書かれていること
・出題された課題文が求める内容を書いていること
・誤字脱字がないこと
などを意識しながら、暗記していきます。

ただし、2題書けばすべての受験生の論作文対策が終了する、という意味ではありません。
その後は、受験する都道府県警の出題傾向(過去問)や、最近話題になっていて論作文試験で取り上げられそうなニュース、自分の習熟度に応じた追加練習が必要になってきますので、そこを埋めていきます。

【関連記事】警察の論作文答案の書き方「7つの基礎知識」
【関連記事】論作文基礎講座「答案の書き方」編

採点基準を全部知りたい
模範答案を知りたい
一人で書いても良し悪しが分からない場合
     ↓
そのようなときには、警試塾の「論作文添削講座」で答案を指導してもらうという方法もあります。
ご相談ください。

>>「お問い合わせページ」でお尋ねください。

※ここで紹介している採点方法・配点は、私が警察官採用試験業務に携わった際の実務経験をもとにした一例です。採点方法や配点は、自治体・試験区分・年度によって異なる場合があります。

STEP7|面接カードを完成させる

ここまで進んだら、面接カード「全体」を仕上げます。

STEP5では志望動機・志望部署の「初稿」を作りました。
STEP7では、
面接カード全体を一つにつなげて完成させる
ことが目的です。

面接カードには一般的に、

  • 志望動機
  • 志望部署
  • 自己PR
  • 長所・短所
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 仕事で力を入れていること
  • 趣味・特技
  • 最近関心を持ったこと

など、自分について説明する項目があります。

大切なのは、一つ一つの文章をきれいにすることだけではありません。
面接カード全体に一貫性があるか
を確認してください。

例えば、
志望部署では「子供や女性を守る生活安全課を希望します」と書いているのに、最近関心を持ったニュースでは高齢者の交通死亡事故を書いている。

例えば、
職歴欄で、転職歴が多いことをポジティブに表現できていない
などです。

これでは、どんな警察官になりたいのか、警察官に向いている人なのか、少し人物像が見えにくくなります。

反対に、

志望動機
↓
志望部署
↓
自分の強み
↓
これまでの経験

が自然につながっていると、
「この受験生は警察官になった後の自分のことまでよく考えている」
と伝わりやすくなります。

面接カードは、単なる提出書類ではありません。
面接本番の予想質問集として作ってください。

【関連記事】面接カード「5つの基礎知識」

論作文試験に採点基準があったように、面接試験にも採点基準があります。
それを面接では「採点表」といいます。
あなたが面接室で面接試験を受けている間、面接官の手元にある書類ですね。

面接試験の採点基準を詳しく知りたい、どうしても一人では整理できない場合には、警試塾の「面接カード完全作成講座」で一緒に完成させる方法もあります。

【関連記事】警試塾「面接カード完全作成講座」

受講に関するお問い合わせも、お気軽にどうぞ。
>>警試塾「お問い合わせページ」

実践期|対策を仕上げ、本番に備える【STEP8〜9】

STEP8|教養・SPIなど筆記対策を仕上げる

この段階では、並行して進めてきた筆記試験対策を仕上げていきます。

もう一度強調します。
STEP8まで筆記試験の勉強を待つ、という意味ではありません。
筆記対策に時間が必要な人は、最初から毎日進めてください。

重要なのは、
最初から筆記試験だけに勉強時間の100%を使わないこと
です。

例えば、
平日は筆記対策を中心にしながら、週末に志望動機や論作文を進める。
毎日筆記を勉強しながら、通学・通勤時間には警察関連ニュースを読む。
というように並行できます。

そして試験が近づいてきたら、自分が受験する試験方式に合わせて重点分野を絞ります。

筆記試験については、必ず最新の受験案内・公式採用情報を確認してください。

STEP9|模擬面接で本番対応力をつける

最後は、模擬面接です。

ここまで、筆記試験と並行して、

  1. 警察必須情報の暗記
  2. 志望部署を1つ決める
  3. 自己の長所を確認する
  4. 勝負フレーズを目標50個以上
  5. 志望動機と志望部署欄を書く
  6. 論作文の模範答案を暗記する
  7. 面接カードを完成させる

を準備してきました。

最後に必要なのは、それを実際に口から出して伝える練習です。
頭の中で分かっていることと、面接官を目の前にして答えられることは違います。

せっかく、良い言葉や勝負フレーズがたくさん頭の中に入っても、それをより正確に伝えられないともったいないです。
実践形式で、伝える練習がどうしても必要になります。
それが、模擬面接です。

模擬面接では、

  • まず身だしなみや面接ルールを押さえる
  • 入室の練習をする
  • 質問されたら最後まで正確に聞く
  • 結論から答える
  • 長く話しすぎない
  • 表情・姿勢・声量
  • 想定外の質問への対応
  • 深掘り質問への対応
  • 退室の練習をする
  • フィードバックを受ける

などを確認します。

学校、大学のキャリアセンター、就職支援機関、公務員予備校など、利用できる場所があれば活用してください。

警試塾でも、模擬面接を実施しています。

できれば一度だけではなく、フィードバックを受けて改善し、2回ほど受けられるとベストです。

模擬面接の目的は、
「完璧な答えを暗唱すること」ではありません。
どんな質問が来ても、自分の言葉で落ち着いて答えられる状態に近づけることです。

【関連記事】
警察流面接マナー①「警察面接の基礎マナー(服装・靴・髪ほか)」
警察流面接マナー②「『入室』要領(面接時間を支配する第一印象)」
警察流面接マナー③「『退室』要領(去り際の美しい後ろ姿)」


警察官採用試験の勉強法でよくある質問

警察官採用試験の勉強はいつから始める?

受験すると決めたら、その時点から始めて構いません。
筆記試験だけでなく、警察研究や自己分析は早く始めるほど材料が増えていきます。

まず受験する都道府県警の採用案内を確認し、現在地から試験日まで逆算しましょう。

筆記と面接はどちらを先に勉強する?

どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。
基本は並行です。

ただし、筆記試験が苦手な人は筆記の勉強時間を多くする。
すでに筆記で十分な点が取れる人は、面接・論作文へ多く時間を配分する。
自分の弱点によって配分を変えてください。

警試塾が強くおすすめしているのは、
「面接対策を一次試験後までゼロにしない」
ことです。

志望部署がまだ決まっていなくても大丈夫?

大丈夫です。
最初は「仮決め」で構いません。

いま、一番興味がある部署を一つ選び、その仕事を調べてください。

例えば、
・子供や女性を守る活動がしたいから「生活安全課」
・犯罪者や悪人が許せないから「刑事課」
・手先が器用だから「鑑識課」
・痛ましい交通事故をなくしたいと思うから「白バイ」
・災害救助に行きたいから「警備課」「機動隊」
思いつくままで大丈夫です。

調べた結果、
「思っていた仕事と違った」
「生活安全課を希望していたけど、やっぱり刑事課がいい」
「いまの仕事を考えると、警備課が向いているように思えてきた」
そんなふうに思ったら、変更すればいいのです。

志望部署を考える作業そのものが警察研究になります。

もし、自分で決められないと思ったら、警試塾にご相談ください。
警試塾のキミマル塾長が、あなたに一番合った志望部署を決めてあげます。
>>警試塾「お問い合わせページ」

模範回答は暗記してもいい?

信じられる指導者の模範回答は、ぜひ暗記してください。
暗記は、警察の試験では1番の近道です。

ただし、模範回答という名前のものであれば、何でもいいわけではありません。
相手を選んで暗記しなければ、時間も労力も無駄になってしまいます。
間違った模範回答を暗記すると、誤って記憶が定着してしまうので有害でもあります。
「本当に試験に勝てる模範回答」を選ぶようにしてください。

また、せっかく良い模範回答を暗記しても、面接試験に「丸暗記」で臨んではダメです。
文章全体をそのまま覚えて読むだけでは、自分の経験とのズレが生まれます。

警試塾がおすすめしているのは、良い模範回答を暗記できたら、
模範回答から「使える考え方・表現=勝負フレーズ」を取り出して、自分の回答へ変える方法
です。

「暗記して終わり」ではなく、
暗記 → 理解 → 自分の言葉にする
ところまで進めてください。

試験まで時間がない場合はどうする?

試験まで数週間しかない場合は、9ステップを一つずつゆっくり進める余裕はありません。

優先順位を付けて、

  1. 受験先の試験内容確認
  2. 志望動機・志望部署を優先
  3. 面接カードを早めに完成
  4. 予想質問を押さえる
  5. 論作文を2題だけ解く
  6. 筆記の弱点(数的判断に集中して、あとは捨て)

を短期間で並行して進めます。

【関連記事】1週間でできる「時間がない人」の超短期対策


今日から始める3つのこと

ここまで読んで、
「結局、今日何をすればいい?」
と思っている人もいるかもしれません。

難しく考えなくて大丈夫です。
今日、次の3つだけやってください。

①受験する警察の最新採用案内を見る
試験日・試験方式・受験資格を確認します。
→ 全国都道府県警察「過去問・公式HP・採用情報一覧」

②志望部署を一つ仮決めする
途中で変えても構いません。
今一番興味がある仕事を選びます。

③自分の良いところを10個書く
100個書く最初の一歩です。
この3つなら、今日からできます。

STEP1〜STEP3の3つだけ、小さく始めてください。
一歩進めば、次に何をすればいいかが見えてきます。


次に読む記事|自分の課題に合わせて進もう

このロードマップは、警試塾全体の「案内図」です。

ここからは、自分に必要な分野を詳しく勉強してください。

面接試験を受ける前に面接の基本を知りたい人
→「警察面接 5つの基礎知識」

面接カードをいまから書き始めようと思っている人
→「面接カード 5つの基礎知識」

志望動機で悩んでいる人
→「面接カード添削塾 志望動機編」

自己PR・長所を整理したい人
→「面接カード添削塾 自己PR編(警察行政)」

論作文が苦手な人
→「論作文答案の書き方 7つの基礎知識」

面接試験で何を聞かれるのか知りたい人
→「警察面接 全質問集300」

試験まで時間がない人
→「1週間でできる『時間がない人』の超短期対策」

塾長キミマルってどんな人?
そして、
「警試塾は誰が運営しているの?」
と思われた方は、塾長キミマルの自己紹介記事も読んでみてください。
→「塾長キミマルの自己紹介」

私は決して、最初から試験が得意だった人間ではありません。
警察官採用試験に8連敗しました。
そこから警察官になり、30年間勤務し、最後には警察本部人事課で採用する側も経験しました。
落ちる側も、受かる側も、働く側も、採用する側も経験しています。

だからこそ、今受験で悩んでいる人に、
「もっと頑張れ」
だけではなく、
「次に何をすればいいのか」
を具体的に伝えることが、私の役割だと思っています。

この9ステップのどこにいるのかを確認して、一つずつ進んでください。
全部を一日で完成させる必要はありません。
今日、一つ進めれば十分です。
その積み重ねが、警察官採用試験の合格へつながっていきます。

警試塾は、警察官を目指して一歩ずつ進むあなたを応援しています。

警試塾 塾長 キミマル

キミマル塾長

正しい努力は、つらいものではない
 むしろ楽しくて、しかもラクで最短

9つのステップ一緒に登って、
 山頂から合格の絶景を楽しもう!

ABOUT ME
キミマル
元警察人事で勤続30年の元警察官 現在は大手公務員予備校で警察試験専任講師、国立大学就職課警察試験担当指導員 日本で唯一の本格的警察採用試験指導塾「警試塾」運営