警試塾筆者紹介

みなさま、こんにちは。
警試塾を運営します塾長のキミマルと申します。

警試塾は、ここに訪問してくださったあなたが、警察官採用試験・警察行政職員採用試験で合格することをゴールにするブログです。

警察官になりたい。警察行政職員に合格したい。受験で苦しむ毎日を終わりにしたい。警察官として行政職員として、明るい王道の人生を歩き始めたい。そんな方のための勉強部屋です。

なお、あなたが合格できるためのオリジナル「合格ルートマップ」を作成しています。ルートに沿って順番に学んでいただければ、栄光の合格日を迎えられるようサイト設計しています。まだお読みでない方は、ぜひのちほどお読みになってください。

>>>【まず最初に読もう】栄光(合格)へのロードマップ ←おススメ記事 

警察受験指導の経歴について

元警察人事 34年勤続の元警察官

私は、27歳で警察官に採用され、34年間勤務した元警察官です。警部で退職しています。

在職中は、警察本部警務部人事課で7年間勤務した元警察人事です。人事課では警察内部の人事担当業務のほか、警察官及び警察行政職員の採用試験業務を担当しています。

また、人事課を異動で離れた後も、15年間警察本部から「シニア・リクルートリーダー」の指定を受け、警察官試験・警察行政職員試験等を受験する受験生の勧誘・受験相談に当たってきました。

なお、わたしの名前は「君が代(キミ) + 日の丸(マル)」から1文字ずつもらっています。君が代・日の丸大好き人間です。
なにより警察が大好きな人間です。

キミマル塾長

はじめまして!

このサイトを運営するキミマルです

よろしくお願いします!

現在は大手公務員予備校と国立大学で警察試験専門講師

現在は警察官を退職後、恩のある方から求められて某大手公務員予備校と某国立大学に籍を置き「警察試験専門講師」として、警察受験の個別指導を行っています。

そのほか非常勤として、某私立大学、某私立高校からも、受験生の指導依頼を受けておりお受けしています。

これまでの合格実績は、のべ300人以上。実績と人間性をモットーに、今日も受験生のご指導に当たっています。

キミマル塾長

現在は予備校と国立大学で警察専門の講師をしています

警察官になるまでの悪戦苦闘(母子家庭・警察8連敗)

母子家庭で育つ…妹は暴走族へ

私は、母子家庭で育ちました。父は、私が小学校に入る前に「蒸発」してしまいました。母と妹の3人暮らしでしたが、家は貧しく、苦労を重ねた経験があります。

母は2人の子供を養うため働きずくめでした。家族3人で食事をしたり出かけたという記憶がほとんどありません。今思うと、母親は一生懸命に頑張ってくれていたのですが、多感期の子供2人は、屈折して育ちました。

妹は高校に入ると、暴走族に入り、昔の「スケバン」みたいになりました。族のバイクの後ろにまたがり、学校にも行かなくなりました。外へ向かって暴れました。それが妹の「心の補償」でした。

キミマル塾長

妹は暴走族でした

当時身辺調査不安でしたが警察官に受かりました

自分の殻に閉じこもった青年期

私は、反対に、内にこもりました。外に出て暴れるのはタイプではなかったようで、ひたすら自分の殻に閉じこもる毎日を過ごしました。毎日が面白くなく、自分自身を持てあましていました。

でも大学には行こうと思っていました。東京の大学に進みました。母親は学費は出してくれましたが、生活費などそのほかすべてのものは自分で働いて稼いでいました。結局、1浪2留して卒業しました。

卒業しても、社会に羽ばたけない状態が続きました。将来のことはまるで考えられませんでした。どこの会社の就職しようとか、どんな資格を取ったら就職に有利とか。

原因は明らかで、母子家庭で育った心の屈折感を解消できない自分に苦しみ続けていました。就職はせず、東京で3年間ほどアルバイトをして生活をつづけました。郵便局の内勤、宅配ピザの厨房、新聞社の校正作業、新聞配達のほか、汚物の清掃業や葬儀会社でご遺体を扱う汚れ仕事もしました。

23歳で警察官受験を意識

これまでは警察官になりたい、などと思ったことはありませんでした。でも、このころから、警察官になりたいと漠然と思い始めました。本屋に行って「警察官問題集」を初めて買い求めました。このころは警視庁に入りたいと思っていました。

卒業して3年がたったころ、親が地元に帰って来いとうるさく言うので、ようやく地元に戻りました。親戚の紹介で、地元の中小企業のアルミ工場で働くことになりました。ようやく正社員になりました。

しかし、このアルミ会社は、今でいうブラック系の会社でした。2~3か月休みなし、手当なし、労災なし、月給額面14万3千円、ボーナス各3万円…そこで働く人も、上品ではありませんでした。今の言葉でモラハラの巣窟といったところでした。

責任逃れ、責任の押し付け合い、管理されないずさんなライン、暴力はある(根性焼きとか)、大声でののしられる、人格否定される…「ああ、底辺だな、おれ」と思いました。

このころ、真剣に!警察官になりたいと思っていました。しかし、合格までには、8連敗という苦しみを味わわなければなりませんでした。

私の警察試験受験

8連敗地獄

東京でアルバイトをしている時から、警察官は給料が良いと聞いていました。「こんなに給料をもらえるなら警察官も悪くない」…これが私の志望理由でした。正義感のかけらもありませんでした。正義感どころか、そもそも警察官の仕事をまったく理解していませんでした。これだけお給料をくれるからなる、ただそれだけ。「受かれば仕事も何とかなるだろう」くらいの志望動機です。

1年目は、警視庁・大阪府警と地元の県警(警察官と警察行政)を受験して、警視庁と自県警の警察行政は一次試験で不合格、大阪と自県警の警察官は面接試験で全敗。2年目も、警視庁と大阪府警・自県警を受験して、警視庁と大阪は面接試験で不合格。地元の県警からは警察官・警察行政に「保留通知」が来ましたが、結局春まで採用通知は届かず不採用に。

8連敗でした。

これは応えました。本当にお先真っ暗。面接での不合格…人格全否定されるようなうちのめされ感が半端ではなかったです。「もう辞めようか」「…いや、もうあとちょっとなんだから頑張ろうか」「頑張ろうと思っても…エネルギーが湧いてこない」こんな苦しい毎日でした。

キミマル

なりたい職業になれない…

8連敗当時は本当に苦しい時期でした

いまでも夢に見るくらいトラウマです

すがる思いで予備校を選択

8連敗した後、予備校に通うことにしました。通信講座と夜学講座です。

私は警察行政職員も受験していたので、専門試験の勉強をしたいと思い通信講座の予備校を受講しました。また、地元の予備校に夜学コースがあり、仕事が早く終わった日には少しの時間でもと思い通いました。

わたしは独学では無理なタイプだと思っていました。そこで、自分で働いて貯めてきたお金をはたいて、予備校に投資する選択をしました。結果としてこれが成功でした。

予備校では、通信で教養試験と専門試験の勉強を、夜学で論文や面接の基礎を学びました。「数的処理が全体の4割」「筆記試験は6割取れば合格」…このようなことは、予備校に通って初めて知りました。また、面接のマナーや論作文の答案の書き方には「基本」があると教えてもらいました。結果として合格できたのですから、私は予備校を上手に利用できた方だと思います。

私の場合は予備校での学びは大きかった

予備校で学べない『警察研究』が合格のカギだった

1年目の不合格で「勉強以外の何か足りないものがある」と違和感

1年目に全敗した後、感じたことがあります。たしかに一次の筆記試験の実力も足りなかったのですが「筆記の勉強以外の『何か』が足りない」のではないかと違和感を感じていました。のちにそれは「警察のことを知らないと警察の試験に受からない」だと気づきました。

2年目の勉強を始めるにあたって「近くの交番に警察の仕事のことを聞きに行こう」と思い立ち、さっそく交番に向かいました。しかし、対応してくれた若いお巡りさんは忙しそうで、ロクに時間を割いてはくれませんでした。それでも諦めず、何度か別の交番に訪ねていきましたが、結果は最初と同様でした。手ごたえは感じませんでした。

少しお巡りさんを恨む気持ちがわきました。

2年目も、保留にこそ引っかかりましたが、結果全敗でした。

3年目に刑事の叔父を頼る

私には、ほとんど面識はなかったのですが、遠方の県警で刑事をしていた叔父がいました。私は、電話では話せないと思い、アポイントを取って長時間新幹線に乗って叔父を訪ねていきました。その叔父から警察のことを聞きました。警察官が一般人に仕事の話をできない理由も聞きました。私は、恨んだ若い警察官に申し訳なかったと思いました。

その後も、この叔父とは接触を続けました。叔父は忙しいながら、嫌な顔は決してせず、私の質問に付き合ってくれました。叔父から「警察官になる自覚」を教わったと思います。

予備校で学べないもの…それが、この生きた警察情報だったのです。面接カードを書くときにも、面接試験を受けるときにも、論文試験の答案を書くときにも、警察官になりたいなら警察のことを理解して、それを書かないと受からないのです。

 

3年目の受験で4戦全勝の飛躍

その年、私は警察の試験に「全勝」することができました。28歳の時でした。

叔父には合格の報告に行きました。母も喜んでくれました。

私の警察官受験は、最初は「地獄から逃れたい」「給料の高いところで働きたい」との単純な理由からスタートしました。実際、底辺地獄から脱出したい、自分は生まれ変わりたい…そんな必死な思いでした。

でも、叔父との出会いもあり、やがて警察官になった後のことを意識してマインドを育てるようになりました。予備校で良い学びもありました。いろいろとチャレンジしたことで、自分の方が変わっていました。それがすべて良い結果につながったと感じました。

そして、それから34年間、警察官として一生懸命に働くことができました。拾ってくれた県警には本当に感謝しています。

キミマル叔父

刑事の叔父に指導を受けに遠方まで通いました
「警察のこと」徹底的に教えてもらいました
自信を持って受験し、その年合格できました

警察官としての経歴

最後に、面接試験全滅・受験8連敗だった落ちこぼれの私が、試験に合格した後、警察官としてどのような経歴を歩んだか、かんたんにご紹介します。

34年間の経歴

警察官としての主な勤務経歴は、交番、駐在所、機動隊、自動車警ら隊、刑事課、警備課、公安課、警務課そして人事課になります。どの部署でも一生懸命に働きました。民間では毎日がつらくて仕方がありませんでしたが、警察官になってからは「仕事がツライ」と思ったことはほとんどありませんでした。

在職中の表彰歴

一生懸命に働いたおかけで、数々の表彰を受賞してまいりました。警察庁長官表彰1回・知事表彰1回・産経新聞社表彰1回・警察本部長表彰計43回(うち賞詞6回)受賞しました。

なお、部長課長表彰は100回以上受賞しています。…数えていないです。ただ、刑事部長表彰と地域部長表彰はほぼ毎年受賞していました。

私には特殊な才能はなく、ただ一生懸命に働くことしかできませんでした。それでも、一生懸命に働くと周りは必ず見ていてくれるものです。警察官になれて本当によかったと思っています。

警察でこんなこともしてました

参考まで、警察内部での資格や役職もありました。

  • シニアリクルーター(採用募集)
  • 捜査技能準伝承官(捜査第二課)
  • 警察学校臨時教官(「巡回連絡の実務」授業を担当)
  • ピアサポート・コーディネーター(県警のメンタルヘルスの責任者)
  • 拳銃訓練技能指導者(拳銃操法上級)
  • 鑑識技能4種目総合上級(本気で刑事を目指していました)
  • 車両認定総合上級(大型・特殊・普通)
キミマル

警察官時代は本当に努力しました

努力の量なら全国トップクラス、かな

努力して組織の役に立つ自分が好きでした

資格について

私は、警察しか知らない人間にはなりたくない、とずっと思っていました。警察内部でも、同期生をはじめ友人はおりますが、部外の友人もたくさんいます。それは、主に資格取得を通じて得た仲間でした。

臨床心理士・公認心理師の心理職として心理臨床活動も

思うところがあり、臨床心理士と公認心理師(国家資格)の心理資格を取得しました。心理士としてもアイデンティティがあり、警察の受験指導を行うかたわら、某大学院の臨床心理センターに籍を置いて、クライエントの心理カウンセリングに当たっています。

心理職としての専門は、産業領域です。ロールシャッハテストなどの心理アセスメントと認知行動療法を中心とした心理療法を行いながら、心理カウンセリングにも当たっています。

  • 日本心理臨床学会
  • 臨床心理士会
  • 包括システムによる日本ロールシャッハ学会
  • 国際ロールシャッハ学会
  • 産業カウンセリング学会
  • 産業ストレス学会
  • 日本マインドフルネス学会

いずれも学会の正会員として学会活動も行っています。

また、心理資格として、他に、

  • アンガーマネジメント・ファシリテーター
  • 産業カウンセラー

の資格も持っています。

その他の資格

その他にも現職の時に休みの日を使って資格を取っていました。

  • 簿記2級
  • ファイナンシャルプランナー2級

特に簿記は、警察の捜査でとても役に立ちました。毎年刑事部長表彰を受賞しましたが、それはこの簿記の資格があったから取れたものでした。

余談ですが、面接試験で「簿記」の資格ありと言ってくれれば、かなり高い評価をする面接官がいます。それは警察の実務でとても役に立つ資格だからです。合格後に、捜査員として活躍できそうな可能性を感じさせます。

本ブログの立ち上げについて

予備校で学べないものをココで学ぶ

警察の試験に合格するために必要なことがあります。それは、

警察試験合格の鉄則

「基礎力 + 警察研究 = 試験合格」

です。

基礎力とは

基礎力とは次のようなものです。

  • 筆記試験(教養試験・行政の専門試験)の学力
  • 論作文の答案の書き方(序論・本論・結論の三部構成)
  • 面接カードの書き方(150字文章のまとめ方)
  • 面接試験マナー(入退室・挨拶・身だしなみ等)
  • 体力試験の受け方(警察官)

私は、これらのうち多くを予備校で学びました。独学生は、特にここが弱くなりがちなので、注意が必要です。

警察研究とは

警察研究とは、次の2つを指します。

  • 警察研究(志望動機「なぜ警察なのか?」)
  • 受験自治体研究(受験する都道府県警の研究)

これらは、「予備校で学べないもの」です。予備校には警察OBがいません。だから、警察のことは自分で調べないといけません。

警察の受験勉強をどのように進めていけば良いか理解を深めるため、合格へのロードマップ地図を作成しています。

>>>【最初に読もう】栄光(合格)へのロードマップ ←おススメ記事

↑どこから手をつけたら良いのか分からない人は、ぜひこの記事をご覧ください。

『警試塾』開設目的はこの「警察研究」の学びにあり!

大事なことなので繰り返します。

警察のことは予備校では学べない!

ここは忘れないようにしてください。

「警察のことはどこで教えてもらえばいいの?」…あなたはそう思いますよね?

実は、どこにもないんです!

どこにもない…と書きました。でも実際には、警察官に聞けばいいんです。でも、現職の警察官は詳しくは教えてくれません。あなたのために手取り足取りは教えてくれません。なぜか。

もちろん警察官はいつも忙しい…というのはあります。でもそれ以上に「警察官の守秘義務」に縛られて、教えたくても教えられないのです。一般人には(警察を受験するあなたもいまはまだ一般人)「話してはいけない」と厳しく上から言われているからです。

私は、警察受験生の苦しい状況(地獄)を良く知っています。私にはたまたま刑事をしている叔父がいて、叔父に警察のことを聞くことができました。でも、警察の受験生は、地獄にいるにもかかわらず、さらに、誰にも警察のことを聞けない「孤独」の中にいます。

もうこれ以上無駄に苦しんでほしくない十分な資質があるのに何回も不合格を続けるあなたに、1日でも早く警察官になって活躍してほしい。私は、そんな思いでこのブログサイト「警試塾」を立ち上げました。

警試塾では、世界のどこでも聞けない、現職の警察官に聞きに行っても教えてくれない…なのに、採用試験で最も重要な「警察研究」の学びに特化しています。

「本当に役に立つ警察受験アドバイスが受けたい」…こんなお気持ちに全力で応えるためのサイトです。

警試塾の目的(ゴール)

警試塾開設のゴールは「あなたの合格」ただ1つだけ

ここで「警察研究」について学んでください。私は、これまでの経験や合格のために必要な知識を、出し惜しみなく発信し続けます。

そして、見事合格されたあかつきには、合格のご報告を頂けると嬉しいです。

↓以下は参考でご覧ください…

その他のご連絡

受験合格に必要な警察情報のみ公開

警試塾の目的は、警察受験生が試験に合格することです。試験合格に必要な警察情報はドンドン発信します。

一方、試験合格に必要でない警察情報や、本来オープンにできない情報については、お問い合わせをいただいてもお答えできないことがあります。

警察官は、退職しても守秘義務があります。私は、警察組織を愛しています。警察組織に殉じて県民のため、国民のため奉仕してきました。辞めてからもこの守秘義務をしっかり守ります。

サイト運営について

2021年7月に本ブログを開始しました。初めて開設したブログサイトになります。そのため、まだ十分に使いこなせていないところがあります。

また、本業の講師活動の合間に情報をアップするため、更新が遅くなることがあります。お伝えしたい重要な内容がたくさんあるのですが、わたくしの生産性のなさが原因で、迅速な情報のご提供…とまではいっておりません。

少しでも早く、皆様に有益な情報をお伝えできるよう最善を尽くしていますので、ご了承をお願いいたします。

マネタイズについて

サイトの維持管理や運営には運営費用がかかります。私も無償で本サイト運営を続けることは難しいと感じています。また、運営者自身が疲弊しきっては、良質のコンテンツを継続して発信し続けることは困難になります。そのため一部記事でマネタイズすることがあります。サイト運営と良質なコンテンツ維持にご理解を賜れば誠に幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。警試塾は、あなたを試験合格に導くサイトです。あなたのご健闘・試験合格を、なによりも心からお祈りしています。

警試塾長 キミマル

(完)